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どんなモノでも何かの役に立っている『道』
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フェデリコ・フェリーニ監督作『』。実はフェリーニ監督作品は『甘い生活』しか観ていません。『甘い生活』ではラストシーンの「浜辺に打ち上げられたエイみたいなものは、いったい何なの?」と頭を悩ませました。難解…。なのでホントはちょっと苦手です、フェリーニ監督作…。でも、映画史に残る名作と名高い映画なので観てみました。父親不在の女性ばかりの貧しい一家の元を訪ねて来た旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)。ザンパノにアシスタントとして売られたその一家の娘ローザが亡くなった為に、今度は代わりにローザの妹、ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)が1万リラでザンパノに売られます。女癖と酒癖が悪く粗野で乱暴もののザンパノに渋々ついて行くジェルソミーナ。器量は良く無いけど心の優しい女性です。「体に巻き付けた鎖を胸の筋肉で切る」という芸を持つザンパノに、いろいろと仕込まれジェルソミーナも芸人として、人間として成長して行きます。自分の境遇を受け入れ、素直にザンパノに着いて行くジェルソミーナが健気。ザンパノとなんとか分かり合おうとするも、撥ね付けられるジェルソミーナ。「自分は何の価値もない人間だ」と落ち込むジェルソミーナを、合流したサーカス団の団員の綱渡り芸人(リチャード・ベイスハート)が励まします「どんなモノでも何かの役に立っている」。愚かなザンパノの行為によりジェルソミーナの心は壊れ、ザンパノに捨てられる事に…。ラストシーンのビーチで泣き崩れるザンパノに切なくなりました。この映画にハッピーな人は誰も出て来ません。人間の愚かさや孤独を見せつけられ、考えさせられる、深いけれど暗いお話。でも、象徴しているものは分かるけど、正直言ってジェルソミーナってあんまり好きにはなれません。(1957年公開作品/原題 La Strada)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-07-29 00:32 | DRAMA
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主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
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