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メインの王子とニュー・イングランドの王たち『サイダーハウス・ルール』
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ジョン・アーヴィングの小説を原作にした『サイダーハウス・ルール』。監督はラッセ・ハルストレム。そして、脚本を原作者であるジョン・アーヴィングが書いています(この作品で第72回アカデミー脚色賞を受賞)。随分前に原作を読みました。テーマは重いけど美しいストーリーだった記憶が(細かいところは覚えてない…)。1940年代メイン州セントクラウズの山の中にある孤児院。その孤児院のラーチ院長(マイケル・ケイン)は院長であると共に産婦人科医でもあります。恵まれない子供と、望まない妊娠をした女性に手を差し伸べる毎日。この孤児院にやって来る大人の目的は「養子をもらう」か「養子に出すための出産をする」か「(世間では禁止されている)中絶をする」のどちらかです。そんな孤児院で育ったホーマー(トビー・マグワイア)。幼い頃に何度も里子に出されますが、その度に孤児院に戻されて、結局ラーチ院長が父親代わりになることに。そこでラーチ院長は産婦人科医の技術をホーマーに教え、ホーマーはラーチ院長の良き助手になります。ある日、若い女性キャンディ(シャーリーズ・セロン)と軍服姿のウォーリー(ポール・ラッド)が孤児院にやって来ます。目的はキャンディの中絶。ホーマーは、手術が終わり帰る彼らと一緒に初めて孤児院を飛び出します。そしてウォーリーの実家が経営するリンゴ農園で働くことに。エーテル中毒のラーチ院長、ウォーリーの出征中の寂しさに耐えられないキャンディ、そんなキャンディと恋仲になってしまうホーマー、リンゴ農園で働く労働者のボスで、娘に間違った愛情を抱くミスター・ローズ(デルロイ・リンドー)、その娘で父親の子を妊娠してしまうローズ(エリカ・バドゥ)。それぞれ問題を抱え、痛々しくも懸命に生きる人たち…。そんな人たちによって、外の世界を知らなかった穏やかで繊細な青年ホーマーは、立派な医師へと成長します。養子を求める大人が来ると身なりを整え、選ばれようとする孤児院の健気な子どもたち。知識のない闇医者の中絶手術を受けて苦しみながら亡くなった少女。中絶が悪いことなのか、良いことなのか? 私には分かりません。でも、女性としてこの「選択肢」はあるべきだと思います。(2000年公開作品/原題 The Cider House Rules)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-02 22:28 | DRAMA
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