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野心的な資本主義者の息子と好色的な社会主義者の父『みなさん、さようなら』
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車椅子で湖畔に佇むひとりの男性…の日本版のポスターが印象的で観たいとずっと思っていた『みなさん、さようなら』。2003年の第76回アカデミー外国語映画賞を受賞した作品です。余命短い末期ガン(?)の父親と息子の涙の和解の物語…。と、思っていたのですが、カナダ版のポスター見つけてビックリ。涙はどこに?この映画は1986年の『アメリカ帝国の滅亡』という映画の続編。この『アメリカ帝国の滅亡』という映画のことはちっとも知らなかったのですが、湖畔の別荘を舞台に男女がセックス談義に花を咲かせるというお話…。なので、この映画もただのお涙頂戴映画ではありませんでした(原題は『蛮族の侵略』の意だとか…邦題と全然違う)。ロンドンの銀行でディーラーとしてバリバリ働くセバスチャン(ステファン・ルソー)は、母親のルイーズ(ドロテ・ベリマン)から入院中の父親のレミ(レミ・ジラール)の状態が良くないので、実家であるカナダのモントリオールに戻って来て欲しいと頼まれます。しかたなく、婚約者のガエル(マリナ・ハンズ)と一緒に故郷へ。でも、大人になってからのセバスチャンは好き勝手に生きて来たレミと会うたびにケンカばかり。今回も父親の為に医療設備の整ったアメリカの病院に転院させようとしますが、レミは廊下まで患者が溢れるこの公立病院がいいと言い張り、大ゲンカ。しかし、残り少ない父親の人生を豊かにする為に金に物を言わせていろんな事を実行に移します。そして、遠方からやって来る旧友たち…。この友人たちが個性的で、彼らとの会話が本当に面白い。レミの女好きもここまで来ると、なぜかかわいく思えます。9.11も物語に絡み、歴史学を教えるレミの台詞も印象的。最後に友人や家族と過ごす湖畔の別荘での時間(この別荘が前作の舞台なのかな?)…。もしも、ステキな死に方ランキングというものがあったらレミの最期はTop10入りするのでは? みんなに囲まれ「さようなら」を言えて迎えるレミの最期に涙涙涙。でも、泣けるだけじゃない味わい深い映画。機会があったら『アメリカ帝国の滅亡』も観てみよう。(2004年公開作品/原題 Les Invasions barbares)

星は4つ。★★★★☆
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by aiko_kiz | 2009-11-15 23:00 | DRAMA
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