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日陰から這い出たかった男『陽のあたる場所』
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実際にあった事件をもとにした、シオドア・ドライサーの小説「アメリカの悲劇」の映画化『陽のあたる場所』。「エリザベス・テイラーの映画ってちゃんと観たことないなぁ」程度で鑑賞。ホテルで働いていた時に偶然会った伯父のチャールズ(ハーバート・ヘイス)に誘われて、女性向け水着メーカーのイーストマン社で働くことになったジョージ(モンゴメリー・クリフト)。貧しく宗教活動に熱心な母親の元で育ち、学歴は無いが野心のある若者です。熱心に働き、イーストマン社の社長であるチャールズにも目をかけてもらえるように。そして、そこで初めて「お金持ちの世界」を垣間みることになります。ジョージはイーストマン家で見かけた社交界の花のアンジェラ(エリザベス・テイラー)に一目で夢中に。しかし住む世界の違う2人は接点もありません。そんなジョージは社内恋愛は禁じられているにもかかわらず、同僚のアリス(シェリー・ウィンタース)と交際を始めます。アリスと付き合いながらも、あるきっかけでジョージはアンジェラと急速に接近、お互い愛し合うように。そんな時にアリスの妊娠が発覚し……。この手のストーリーを観ると「避妊しとけばよかったのにねぇ」とツイツイ思ってしまいます(ヤボな話しですけど)。「陽のあたる場所」を夢見て「日陰」から這い上がろうと努力したのに、もう少しのところで躓くという教訓じみたお話。モンゴメリー・クリフトの顔はちっとも好きにはなれないのですが、撮影時にはまだ10代だったと思われるエリザベス・テイラーが愛らしい。たとえお金持ちじゃなくても、あんな無邪気なエリザベス・テイラーみたいな女の子に好かれたら、男が踏み外してしまうのも納得。そんなエリザベス・テイラーを引き立てる、お嬢様らしいステキな衣装の数々はイーディス・ヘッド! 胸元に白い小花がたくさんついた黒いドレスにはうっとり(でもやっぱりイーディスの衣装はカラーで観たい!)。それに対して薄幸なアリスは意地悪なほど地味です。獄中のジョージを訪ねたアンジェラの言う「私たち、さよならを言う為に出会ったのね」というセリフにグッときました。そういう出会いって男女間にはありますよね。(1952年公開作品/原題 A Place in the Sun)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-11-30 18:31 | DRAMA
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