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ヒラメキを失った映画監督『8 1/2』
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フェデリコ・フェリーニ監督の自伝的な映画とも言われている『8 1/2(はっかにぶんのいち)』。3月には日本でも公開される映画『NINE』はこの映画をミュージカル化したもの。ロブ・マーシャルが監督した『NINE』は出演する豪華な女優陣(それとペネロペの開脚!)で公開前から話題になってましたよね(アメリカでの公開後の評判は…みたいですが)。そんなんで、元ネタ『8 1/2』も観てみましたが、さすがフェデリコ・フェリーニ、難解な映画です。ううむ。温泉地で治療中の映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は新作を撮らねばいけない状況なのに、「ヒラメキ」を失い撮影を延期しています。プロデューサーなどから急かされながらも、いっこうに撮影を開始する気配無し。それどころか、愛人のカルラ(サンドラ・ミーロ)、妻のルイザ(アヌーク・エーメ)、ミューズのクラウディア(クラウディア・カルディナーレ)、他人の愛人ロッセラ( ロッセラ・ファルク)、女優のマドレーヌ(マドレーヌ・ルボー)、浜辺に住む女サラギーナ(エドラ・ガーレ)に母親、それと幼少期の思い出…など多くの女性たちとの妄想と過去の記憶が入り乱れ……。というおはなし。ストーリーは大まかにしかないし、監督の意図はほとんど汲めてはいないと思いますが、映像的に観て、シーンシーンはやっぱりカッコいい。訳は分からないのですが、嫌いにはなれない映画でした。たぶん、フェリーニの頭の中はこんなんなんだろうなぁ。「俺ってこんな女好きで、こんな人間なの!」と男に胸を張って言われたら、女は「あぁ、そうですか…」って言うしかないのかしら。普通の人なら"もやもや"と頭の中にあるものを、こんなに上手くアウトプットできない訳なので、やっぱり「映像の魔術師」は違います。ちなみに『NINE』ではグイドをダニエル・デイ=ルイス、グイドの周りの女性たちは、愛人のカルラをペネロペ・クルス、妻ルイザをマリオン・コティヤール、ミューズのクラウディアをニコール・キッドマン(クラウディア・カルディナーレと比べると…)、浜辺に住む女サラギーナをファーギー、グイドの母親をソフィア・ローレン、プロデューサー衣装デザイナーをジュディ・デンチが演じ、『8 1/2』には無いオリジナルの役でファッション誌の記者のステファニーをケイト・ハドソンが出演。それにしても、グイドの嫁の眼鏡っこルイザを演じたアヌーク・エーメってペネロペ・クルスに雰囲気が似ていると思いませんか。私はペネロペ・クルスとマリオン・コティヤールのキャストは逆にしたほうが、オリジナルには似てるのにな。と思いました。ペネロペが愛人役って、なんだか期待通りだしね。貞淑なペネロペと奔放なマリオンが観たかったな。(1965年公開作品/原題 Otto e mezzo)

星は3つ。★★★☆☆



『8 1/2』のTrailer


『NINE』のTrailer



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by aiko_kiz | 2010-01-13 23:18 | DRAMA
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