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手に汗握る2人の攻防戦『フロスト×ニクソン』
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英国首相からライカン、最近ではヴァンパイアの長まで演じる芸達者なマイケル・シーンが実在するTV司会者デヴィッド・フロストを演じた『フロスト×ニクソン』を観ました。「ウォーターゲート事件」で辞任したリチャード・ニクソン元米大統領の口から謝罪の言葉を引き出した歴史に残る、1977年に放送されたインタビュー番組の裏側をドキュメンタリー風に演出したこの作品。歴史に疎い私はまず「ウォーターゲート事件」って何だっけ? という所から…。(それはこちらをご覧下さい。ということで…)ニクソン大統領を演じたフランク・ランジェラがアカデミー賞主演男優賞にノミネートもされました。オーストラリア、ロンドンでインタビュー番組を持つ人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)はある日、「ウォーターゲート事件」で任期中に辞任した唯一の米大統領となったニクソン大統領(フランク・ランジェラ)がホワイトハウスを立ち去るTV中継を目にします。全世界が見守るこのシーンを見たデビッドは自身の野望(アメリカ進出)の為にも「ニクソン大統領へのインタビュー」を行なうことを思いつきます。プロデューサーのジョン・バード(マシュー・マクファディン)の協力を仰ぎ、ニクソン大統領サイドに出演依頼をしてみると高額なギャラを条件に意外にもOKが出ます。インタビューの準備と高額なギャラを支払う為の資金集めに追われ、自らの全財産を賭ける事となったデビッドは、大物政治家として貫禄あるニクソン大統領の態度と彼の忠実な側近であるジャック・ブレナン(ケヴィン・ベーコン)らのチームに苦戦しながらも、ジャーナリストのジェームズ・レストン(サム・ロックウェル)やボブ・ゼルニック(オリヴァー・プラット)と戦いに挑みます。実話なので「最後にデビッドがニクソン大統領から謝罪の言葉を引き出す」ということは分かっているのですが、細かい心理戦などインタビューの裏で行なわれることなどから、まるでボクシングの試合を観ているよう。それだけに、途中ボコボコにされながらも最後に決まるパンチには爽快感が。2人が向き合うインタビューのシーンはマイケル・シーンとフランク・ランジェラの演技合戦といった様相で見ごたえがあります。ただ気になったのは、カナリの添え物感が漂ってたレベッカ・ホールが演じたキャロライン・クッシング。彼女は何者??(2009年公開作品/原題 Frost/Nixon)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-30 23:17 | DRAMA
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