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ブライアン・デ・パルマ監督の”エロチック”サスペンス『殺しのドレス』。随分と昔に観た事があるような…無い様な気がするこの映画。当時は聞き慣れない言葉だった「トランスセクシュアル」とか「二重人格」とかいう言葉の魔力は弱くなったものの、今観てもドキドキする魅力あるシーンが多数。色褪せないサスペンス映画です。ケイト(アンジー・ディキンソン)は中年になった今でも魅力的な女性。でも、夫マイク(フレッド・ウェバー)との性生活には不満を抱き、コンピューターに夢中の息子ピーター(キース・ゴードン)も構ってはくれず、かなりの欲求不満です。そんな、むらむらケイトは定期的に精神科医エリオット(マイケル・ケイン)の元に通い、不満を吐露しています。ある日、ケイトはエリオットの元に通った後にメトロポリタン美術館へ。そこで出会った全く知らない男に誘われ、そのまま男の部屋で…。部屋から帰る途中、エレベーターの中で指輪を忘れた事に気がついたケイトは、男の部屋に戻ろうとします。そこに突然、カミソリを持ったブロンドの女が現れ、ケイトはカミソリで滅多切りされ死亡。そんな所に現れたのが高級コールガールのリズ(ナンシー・アレン)、リズはケイトの死体を発見し犯人を目撃します。その為、リズは犯人に追われることに……。この映画、エレベーターのシーンが有名ですが美術館のシーンが印象的。ベンチに座り、周りの人を観察しながらボーッと「買い物メモ」を取るケイトの行為って、すごく女性的(私もよくやる!)。些細な事だけれどデ・パルマ監督、女性をよく知ってるなぁ。と思ってしまいました。おまけにこのシーンは無音!この後、隣に座った知らない男とのチェイスシーンにつながっていくのですが、このシーンのドキドキ感をより引き立てます。後半は、あんな死に方をしたのに母親の為にがんばる健気なピーターと、稼いだお金を投資に使う、イマイチ賢いんだか賢くないんだか分からない娼婦リズのスパイ大作戦。ある意味、マイケル・ケインの○装姿が観られるだけでも価値があるかも(?)(1981年公開作品/原題 Dressed to Kill) 星は3つ。★★★☆☆
by aiko_kiz
| 2010-04-09 23:31
| SUSPENSE
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