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もうひとつのバックマン家の人々『レイチェルの結婚』
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アン・ハサウェイがアカデミー主演女優賞にノミネートされた(その年の主演女優賞はケイト・ウィンスレット『愛を読むひと』)『レイチェルの結婚』を観ました。女優としての力量を示しノミネートされただけあって、さすがアン・ハサウェイの元薬物中毒者の(いろんな意味で)痛々しいキムは印象的。おまけに『羊たちの沈黙』『フィラデルフィア』以降あまりパッとしていなかった(らしい)ジョナサン・デミ監督の久しぶりにパッとした作品でもあります(たぶん)。薬物中毒者のリハビリ施設から姉レイチェル(ローズマリー・デウィット)の結婚式の為に里帰りしたキム(アン・ハサウェイ)。久しぶりに戻った実家は、姉がウェディングプランナーに任せず、全て自分と友人たちとで結婚式の準備をしているために多くの人で大にぎわい。父親ポール(ビル・アーウィン)が暖かく迎えてくれるものの、どこかギクシャク。レイチェルの親友エマ(アニサ・ジョージ)は露骨にイヤな顔をされ、実の娘の結婚式に出席したのにどこかそっけない母親アビー(デブラ・ウィンガー)…。姉の結婚にお祝いムードながら、どこか陰鬱なムードただようバックマン家。どこの家族にも思い出したくない過去の一つや二つはあるでしょうが、この家族の過去はかなりヘビーです。離婚した両親、薬物中毒の妹…、私は長子なので完全に姉レイチェルに感情移入。もちろんキムが背負った十字架はとてつもない大きさだけれど、いまいちキムの言動には同情出来ず…、ううむ。姉妹を描いた映画は数あれど、こんなに見ていてツライ姉妹はあんまり居なかったような気がします。母と娘は精神的にも肉体的にもガンガンぶつかり合えますが、父親とはそうもいかず。娘2人の間で右往左往するパパが、本当にかわいそう(でもそんな姿がちょっとカワイイ、ビル・アーウィン)。ホームビデオが差し込まれたり、ドキュメンタリーの様な印象を受ける撮り方がしてあったり、なんだか始めちょっと酔ってしまうような演出、と思ったら本作は普通のビデオカメラで撮られてるんだとか。なるほど、家族ゲンカのシーンではリアリティが増しているような気がします。再生しようとする壊れた家族のアンハッピーエンド(?)な映画ですが、終始タバコをふかし、目の下にクマを作ってキムを熱演したアン・ハサウェイの演技はそれなりに見物です。ただ、妙にインターナショナルなレイチェルの結婚式が謎。ダンナは黒人(トゥンデ・アデビンペ)なのに結婚式のスタイルはインド風(でもコレがカワイイ!)、花嫁衣装もサリー、そして出席者も多人種…。NYなどの大都市が舞台だったら、なんとなく分かるような気もしますがコネチカットなのにね。何を意図しているのでしょう?なんだかそっちばっかり気になってしまいました。(2009年公開作品/原題 Rachel Getting Married)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-06-10 23:58 | DRAMA
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