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行動した男と家族の愛『サルバドールの朝』
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スペインの反政府活動家だった実在する人物、サルバドール・プッチ・アンティックが25歳で死刑が執行されるまでの実話を描いた『サルバドールの朝』。このサルバドールはスペインで最後に死刑を執行された2人のうちの1人であることで有名な人物らしいです。悪名高いフランコ政権末期のスペイン、サルバドール(ダニエル・ブリュール)はかわいいGFのクカ(レオノール・ワトリング)がいる普通の青年ですが、一方で「世の中を変えたい」という強い思いから反政府組織 MIL(the Movimiento Iberico de Liberacion)に参加、活動にのめり込みます。「自分たちは絶対につかまらない」という根拠の無い自信で、仲間と銀行強盗をして活動資金にあてる日々。しかし指名手配されたMILのメンバーは、ひとり、またひとりと警察に捕まり、サルバドールにも警察の手が。追いつめられたサルバドールは警官たちともみ合ううちに、自分も大怪我を負いますが、警官をひとり射殺してしまいます……。実話が元になっているので、サルバドールが死刑になるのは分かっていること。刑務所で弁護士アロウ(トリスタン・ウヨア)に自分の過去を振り返る形でお話は始まります。正直、フランコ政権がどんなもんだったのか、歴史的なことはあんまり知らず…。もちろん、サルバドール・プッチ・アンティックがどんな人物だったのかも知りません。でも映画を観る限り、申し訳ないけどサルバドールには共感できないなぁ…。目を背け沈黙するよりも行動を起こしたことは立派だと思いますが、やり方が…。看守に「お坊ちゃんの革命ごっこ〜」みたいなことを言われるシーンがありましたが、確かにそんな風に言われてしまうのは、しょうがないかも。でもだからって、それと大した調査もせずに見せしめ同然に死刑にするのは!おまけに死刑のやり方にビックリ!前日にほいほいっと、木材とネジで作ったような代物で…(ガローテというらしいです)。サルバドールの若さ故の理想や無謀さは『イントゥ・ザ・ ワイルド』のクリス・マッカンドレスを連想。たぶん、生まれてくる時代がもっと遅かったら、普通にいい青年で世の中のために役立つ様な職業に就いて普通に生活してただろうに…。それにしてもMILの人たち、ちょっと脇が甘過ぎる…。自分の本物の免許証で借りたレンタカーで強盗したり、サルバドールは自分のIDやその他活動に大事な物が入ったカバンをゲームセンター(?)に忘れて来るって、どういう事よ?? 死刑を扱った映画なのに、結構カッコいいシーンや音楽が多いのが新鮮。それと、オープニングとエンディングの本物のニュース映像が印象的でした…。彼の死刑後スペインの人々が政治に興味を持ち始め、スペインは変わり、サルバドールの家族は今でも正しい裁判が行われることを願い再審請求しているんだそうです。(2007年公開作品/原題 Salvador)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-09-16 23:11 | DRAMA
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