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“生きること”とは…『わたしを離さないで』
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旅行計画に浮かれていて、公開日をすっかり忘れていたカズオ・イシグロの小説の映画化『わたしを離さないで』。レディースディに慌てて観て来ました(公開前はあんなに楽しみにしていたのにー)。何の情報も入れずに読んだ原作に「これはすごいー!」と大きな衝撃を受けてしまい、変な思い入れを持ってしまっていたので…。介護士のキャシー(キャリー・マリガン)。介護士としての仕事に誇りも自信も持っている女性です。そんなキャシーが思い出す、子ども時代を過ごした寄宿学校“ヘールシャム”と卒業後に過ごした“コテージ”。そして、共に育ったルース(キーラ・ナイトレイ)と初恋の相手トミー(アンドリュー・ガーフィールド)。不条理な運命を背負った3人の切なく哀しい三角関係のラブストーリーでもあり、生と死を考えさせられるSFでもあるストーリー。何しろ原作を読んだのが2年前なので「原作ではこうだったのに映画ではこうだった…」という細かい所を思い出せる訳ではないのですが、主要人物3人の関係性ももう少し違う印象を持っていたし、エピソードも微妙に違っていたような。何より小説では、始めは「はっきりとした意味が示されなかったいくつかのキーワード」のようなものが、映画では冒頭から「はっきり分かる」ように描かれているんですね…。原作での「もやもや」とした霧が「スッキリ晴れる」感じも好きだったのに。それから、キャシーとルースの女の友情はもっと深いものだった記憶が…あれじゃあ優柔不断男トミーをめぐるドロドロの三角関係でルースがすごいイヤな女みたいー。でも、それでも映画が繊細で美しい作品になっているのはキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイの3人の素晴らしい演技と、美しい映像のおかげ。イギリスの地味だけれど美しい色を持つ自然、3人の肌感とかが美しくて観終わった後に心に「しんみり」来る映画です。原作がある映画を原作と比べてるのはヤボだけれど個人的には「原作を読もう」と思っている方には、原作を読んでからの鑑賞をお薦めします。(2010年公開作品/原題 Never Let Me Go)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2011-04-22 13:09 | DRAMA
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主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
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