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どうせ食べるなら知っておいた方がいいこと『いのちの食べかた』
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またしても、たまたまやっていたのを何となく観始めたら最後まで観てしまった『いのちの食べかた』。この映画が話題になっていたのは知っていたのですが、こんな映画だったとは!実はドキュメンタリー映画ってあんまり観ません。特に社会的なものは。なぜならドキュメンタリーは真実だけれど、やっぱり映画であり人が製作したものだから、誰かの思想がそこには反映されいて、その意見を押し付けられることには何となく違和感が。でもこの映画を観始めてビックリ!いっさいの音楽、ナレーションがありません。この映画が描くのは「植物がどうやって食べ物になるか?」「生き物がどうやって食べ物になるか?」そして「その現場で働いている人が食事を取るシーン」、それだけ!何もジャッジしないし、何のエクスキューズもありません。ただただ現実を見せる、そして見た人に考えさせる、すごい映画!出て来る食べものは、鶏肉や卵、豚肉、牛肉、鮭、トマト、リンゴ、アスパラ、岩塩などなど。野菜はともかく、お肉のシーンはちょっと衝撃的。野菜と同じように扱われるヒヨコやコブタ…。この映画で初めて見たキアニア牛っていう種はとってもマッチョ。不自然な体をしています。そのため自然分娩が難しく、子牛は帝王切開で生ませるんだとか(このシーンも出て来ますが、けっこうワイルド)。でもちょっと調べたらイタリア・トスカーナの名産で高級食材らしいです。なるほど、だから帝王切開なんていう面倒な方法を取ってでも生産するわけですね。屠殺のシーンはある程度想像できていたけれど、すごく機械化されていることにビックリ。ざっくりお腹を切る装置、巨大なチェーンソー、剥いだ皮をクルクルと巻き取る装置…。そして気になる作業する人たち…。フックにかけられやって来るブタの豚足をでかいペンチみたいなので、かったるそうに切り落とす係の女性は、毎日ちょっきん、ちょっきんやってるのか…。毎日大量の血にまみれて働く人の嗅覚は正常なのか…。この映画を観て「もうお肉が食べられないよ〜」って言うのも「もうオーガニック食材しか口にしないっ」って言うのも「そんなの関係ねぇ」って言うのも簡単ですが、知ってしまったからには考えてしまう色んなこと。私たちは生きてるものを食べないと生きていけないわけですから、食べものになった後でもなる前でも、敬意を払い感謝しなくては。でも音楽が無いと、ちょっと眠くなっちゃうのも事実。アスパラのシーン、観た記憶が無い…。(2007年公開作品/原題 Unser täglich Brot 英語題:Our Daily Bread)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2011-09-01 23:33 | DOCUMENTARY
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主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
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