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カテゴリ:SUSPENSE( 26 )
鍵がカギ『ダイヤルMを廻せ!』
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アルフレッド・ヒッチコック監督の『ダイヤルMを廻せ ! 』。1998年には舞台をロンドンからNYに変えたマイケル・ダグラス×グウィネス・パルトロウで『ダイヤルM』としてリメイクもされました。元有名テニス・プレイヤーのトニー(レイ・ミランド)の悩みは、美しい資産家の妻マーゴ(グレイス・ケリー)の浮気。マーゴは夫に隠れてアメリカ人で作家のマーク(ロバート・カミングス)と浮気しています。そこで、トニーはマーゴの殺害計画を立てますが……。1952年にブロードウエイで大ヒットした舞台の映画化だそう。なるほど、舞台はほぼトニーとマーゴが住むアパート。完全犯罪を計画した夫を追いつめるヒゲの刑事…。よくできた脚本だとは思いますが、今観るとそんなに新鮮さは感じられず。私が気になったのは資産家という設定のマーゴ。グレース・ケリーはいつだって美しいのですが「浮気するならもうちょっと上手くやんなさいよ…」と思ってしまうような有り様。これで夫にバレてないと思うなんて頭悪過ぎだよね?アパートの調度品は上品でステキなのですが、なんだかとっても狭い…。資産家なのにあんなアパート?あんなハサミで大の男が死ぬの? 不倫して1人殺してしまったぐらいで死刑になるの?と変なところばっかり気になってしまった…。画面からはあまり感じられないのですが、トニーを演じたレイ・ミランドとグレイス・ケリーの歳の差は24歳! おまけにこの映画がきっかけで、当時49歳で妻子があるレイ・ミランドとグレイス・ケリーは不倫の関係に! グレイス・ケリーは当時、マスコミからかなり叩かれたみたいです。しかし、妻子の元に戻ったレイ・ミランド。グレイス・ケリーの元に走ってたらモナコ公妃にはなってなかったんですね。『裏窓』と同年に製作されたこの映画、私は『裏窓』の方が好きだなぁ。(1954年公開作品/原題 Dial M for Murder)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2011-06-28 15:27 | SUSPENSE
New York,New York! 09(機内で観た映画2)『ツーリスト』
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機内で観た『ツーリスト』。不本意ながら吹き替えで鑑賞。ソフィー・マルソー主演のフランス映画『アントニー・ジマー』のリメイクです。『善き人のためのソナタ』のフローリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督、主演ジョニー・デップ × アンジェリーナ・ジョリーに映画としての“ある程度の質”は保証されていると思いましたが…。英国警察のアチソン警部(ポール・ベタニー)やジョーンズ主任警部(ティモシー・ダルトン)にマークされているエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)は国際指名手配犯、アレクサンダー・ピアースの恋人。会計士だったアレクサンダーはマフィアから多額の金を横領し、その所得に対する税金の未払いで国際指名手配され、警察とマフィアの両方から追われています。そんなアレクサンダーは逃亡のために美容整形をしており、現在の顔は誰も知りません。ある日、パリにいたエリーズはアレクサンダーから密かにメッセージを受け取り、その指示に従ってリヨン駅からの電車に乗りアレクサンダーに似た体型のアメリカ人旅行者フランク(ジョニー・デップ)に出会います……。美しい水の都ヴェネチアを舞台に、フェラガモの靴、高価なジュエリーや優雅なドレスに身を包んだゴージャスなアンジェリーナ・ジョリーと“ぼんくら”アメリカ人観光客のジョニー・デップの逃亡とロマンス。ストーリーは…。それでも、なんだかんだ言って最後まで観てしまうのは、舞台であるヴェネチアの魅力と、やっぱりこの2人のハリウッドスターのオーラのおかげ。アンジェリーナ・ジョリーは頭のてっぺんから爪先まで完璧にゴージャス。ジョニー・デップも必要以上の“ぼんくら”感(でもこれがオンナ心をくすぐるのか?)。この対比は見た目には面白いです。降板が相次いで、出演者や監督が二転三転したこの映画。1番始めの主演トム・クルーズ×シャーリーズ・セロン×ラッセ・ハルストレム監督だったらどうなっていたかなぁ。と思わずにはいられません。(2011年公開作品/原題 The Tourist)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2011-04-29 12:41 | SUSPENSE
トラウマ男の…『シャッターアイランド』
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随分と意味深なコピーで「謎解きもの」や「衝撃のラスト」のイメージを植え付けられていた『シャッター アイランド』を観てみました。20年前に観ていたら「衝撃のラスト」だったであろう映画でした…。1954年、精神を病んでいる犯罪者を収容する精神病院(刑務所)しか無いボストン沖の島「シャッターアイランド」に失踪した女性患者の調査に訪れた連邦保安官のテディ・ダニエルズ(レオナルド・ディカプリオ)。この事件で初めて組んだ相棒のチャック(マーク・ラファロ)と、密室から失踪した女性患者レイチェル(エミリー・モーティマー)の捜索にあたります。院長ジョン・コーリー医師(ベン・キングスレー)の協力のもと捜査を進めるテディとチャック。しかし、テディがこの島にやって来た理由は別にあったのでした…。1950年代の雰囲気、孤島の精神病院、精神を病んだ犯罪者、あやしい精神科医、ひどい嵐、切り立った崖、死んだ妻、謎の子供たち…あぁ、妖しげで魅惑的なキーワード。水やタバコの煙などを生かした映像は美しいし、すごくカッコいいです。レオナルド・ディカプリオもまた眉間にシワを寄せて苦悩しています。でも、最近観たディカプリオ作品の『インセプション』と自分の中で、かぶってしまってちょっと混乱。妻を亡くしたトラウマ男、眉間にシワを寄せる苦悩男、幼い子供を持つ父親、死んだ妻(シェル・ウィリアムズとマリオン・コティヤール)の幻覚にいろいろと言われる男…。おまけにこの映画の湖畔の家と『インセプション』の子供が待つ家(ラストシーンの)って雰囲気が似ていませんか?おまけに元々、レオナルド・ディカプリオの童顔が…。きっと後20年くらいしたら、味のあるいい俳優さんになってるんでしょうけどね。散々コピーで期待させられていたものの、古くはヒッチコックの『サイコ』、最近では『シックス・センス』や『ファイト・クラブ』や『メメント』を観てしまった現代人には、この結末は「衝撃のラスト」では無く「普通のラスト」だったのでは?(2010年公開作品/原題 Shutter Island)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-09-26 23:15 | SUSPENSE
死んだ女に取り憑かれた男『めまい』
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ヒッチコックの名作『めまい』をやっとちゃんと観ました。グルグルするオープニング、印象的な光、クラクラする「めまいショット」などのカメラワークは映画界に大きな影響を与えた作品。タイトルデザインはソウル・バス!おまけに衣装はイーディス・ヘッド!! ジョン・“スコティ”・ファーガソン(ジェームズ・ステュアート)はサンフランシスコ市警察の刑事。将来は署長とまで言われる仕事ぶりでしたがある日、建物の屋根を伝って犯人を追っている時に足を滑らせあわや転落。スコティを助けようとした警官が逆に転落死してしまい、それがトラウマで高所恐怖症になり、心に深い傷を負い警察を辞めてしまいます。しばらくのんびりすることに決めたスコティは、友人で元婚約者であるミッジ(バーバラ・ベル・ゲデス)の家へ顔を出しおしゃべりとリハビリの日々。そんな時、旧友で造船所の経営者であるエルスター(トム・ヘルモア)に、祖先である不遇の死を遂げたカルロッタいう女性の霊に取り憑かれているらしい彼の妻マデリン(キム・ノヴァク)の素行調査を依頼されます。尾行中にスコティの目の前でサンフランシスコ湾に入水自殺を図ったマデリンを助けたことがきっかけで恋に落ちるスコティとマデリン。しかし、マデリンはスコティのそばで投身自殺を……。どうしてもナヨナヨしたイメージが強いジェームズ・ステュアートと骨太なブロンド美人キム・ノヴァクのカップルは私にはあんまり…。どう考えても歳の差がありすぎるような…。でもその歳の差がスコティの「マデリンへの執着」へのリアリティが増すんでしょうか。マデリンがすばらしく美しい人のように描かれていますが、キム・ノヴァクってそんなに美人かなぁ。むしろ私のお気に入りのキャラは断然、アラレちゃんメガネのミッジ! アーティストなのですが副業で下着のデザインをしたり、元婚約者を未だに想い続けたり…この映画で一番奥行きがある人物。いまいちこの映画の中での存在理由が曖昧ですが、とってもチャーミングな女性で、ひとり異彩を放っています。でも後半はほとんど出て来ない…。でもその代わり、狂気に満ちたスコティが…。(1958年公開作品/原題 Vertigo)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2010-09-09 23:49 | SUSPENSE
男ってやつは…『情婦』
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この間観た『オリエント急行殺人事件』と同じくアガサ・クリスティが原作の『情婦』を観ました。監督と脚本はビリー・ワイルダー。これは今敏監督の映画リストにあった映画。とっても面白いのに『情婦』ってタイトルで損している気が…(原題と原作のタイトルは「検察側の証人(Witness for the Prosecution)」)。マレーネ・ディートリッヒのクールさにシビレました。ぽっちゃり老弁護士ウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)は刑事事件を専門にする敏腕弁護士。酒と葉巻と仕事が大好きですが、寄る歳波に勝てず心臓発作で入院し、退院したばかり。医者や口うるさい看護婦ミス・プリムソル(エルザ・ランチェスター)からは興奮する様な仕事を禁止されています。そんなウィルフリッド卿の元に、弁護士仲間であるメイヒュー(ヘンリー・ダニエル)に連れられて、裕福な未亡人の殺害容疑をかけられたレナード(タイロン・パワー)という魅力的な男が助けを求めに駆け込んで来ます。始めは断るつもりでしたが、話しを聞いているうちに興味を持ち、事件の弁護を担当する事に。そしてレナードは逮捕され、レナードの年上の妻クリスチーネ(マレーネ・ディートリッヒ)がウィルフリッド卿の元にやって来ます。何かを隠しているような怪しいクリスチーネ。ウィルフリッド卿は妻であるクリスチーネの証言は法廷でしてもしょうがないと判断し証人として裁判に呼ばなかったのですが、なんと裁判でクリスチーネは検察側の証人として夫の有罪を証言します……。最後にどんでん返しのあるミステリー。映画の最後には「この映画を観ていない人の為に、結末は人に話さないように」という様なナレーションが流れます。レナードは有罪なのか無罪なのか? ミス・プリムソルとウィルフリッド卿のユーモアのあるやりとりが、緊張感のある法廷のシーンとミステリアスなクリスチーネを引き立てます。ウィルフリッド卿を演じたチャールズ・ロートンは史上初めてエルキュール・ポワロを演じた俳優(『オリエント急行殺人事件』でポワロを演じたアルバート・フィニーは弟子なんだって)。おまけにミス・プリムソルを演じたエルザ・ランチェスターとは実生活では夫婦(道理で息がピッタリ〜!)!漫才の様なユーモラスな掛け合いの間で際立つマレーネ・ディートリッヒのただ者ではない妖しいオーラ!カッコいい。そして期待を裏切らず、ここでも美しい脚線と歌声を披露しています。最近の派手な映画ばかり観ていると、こういった優れた筋書きの映画はとっても新鮮に感じるし、ステキな驚きがあります。でも観終わって思ったのは「男ってやつはホントに…」ってこと。(1957年公開作品/原題 Witness for the Prosecution)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2010-09-03 23:29 | SUSPENSE
ちょっと大きめなポアロに…『オリエント急行殺人事件』
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アガサ・クリスティの代表作「オリエント急行殺人事件」をシドニー・ルメット監督が映画化した『オリエント急行殺人事件』。自分の小説の映画化を嫌っていたアガサ・クリスティを口説き落とし、本人も気に入っていたんだとか。名探偵エルキュール・ポアロ(アルバート・フィニー)はトルコのイスタンブールからオリエント急行でロンドンに戻る途中、大雪で立ち往生した列車の中で大富豪のアメリカ人ラチェット(リチャード・ウィドマーク)の殺人事件に出くわします。冬というオフシーズンなのに一等寝台車だけ不自然に満車だったオリエント急行。その捜査をオリエント急行を運営する鉄道会社の重役でポアロの友人であるビアンキ(マーティン・バルサム)に頼まれたポワロは容疑者となった乗車していた人たちには数年前にNYで起こった「幼児誘拐事件」と関わりがあることを突き止めます……。中学生の頃から大好きなアガサ・クリスティのエルキュール・ポアロ ジリーズ。この「オリエント急行殺人事件」も何度も読んでいるのはストーリーは知っています。有名監督が手がけ、豪華キャスト!リアルなオリエント急行のセット!!有名小説の映画化でストーリーを知っていて、原作者も認める映画ということで「こんな風に映像化されたんだ!」っていう感動をものすごく期待してしまったのですが…。アルバート・フィニーをはじめ、ショーン・コネリー、ローレン・バコール、イングリッド・バーグマン、アンソニー・パーキンス、マイケル・ヨーク、ジャクリーン・ビセット、ジャン=ピエール・カッセルなどの豪華キャストの気の利いたセリフ合戦は観ていて面白いですが、ちょっと期待外れな感じを受けてしまったのは、ここ最近のCGバリバリ映画ばかり観過ぎたせいなのかも…。でもこの作品で助演女優賞を受賞したイングリッド・バーグマン(撮影時60歳近く!)や、ローレン・バコール(撮影時50歳近く!)は美しいです。それから、アルバート・フィニーは好きな俳優さんなんですが、アルバート・フィニーのポアロはちょっと…。ポアロはやっぱり卵形のはげ頭で、背は低くなくっちゃ(なので私は断然ドラマ版のデヴィッド・スーシェ派!)。アルバート・フィニーは背が高すぎる〜。でも、よく考えるとこの映画は1974年の製作。今はおじいさんなアルバート・フィニーですが、撮影時には30代後半だったはず…と思って調べたら、やっぱり(というか当たり前ですが…)老け顔の特殊メイクで演じていたんですね。(1975年公開作品/原題 Murder on the Orient Express)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-08-27 23:19 | SUSPENSE
大人になったカッレくんとピッピの冒険、そして瑞典の闇『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』
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スウェーデン発のベストセラー小説『ミレニアム』全3部作シリーズ。その第1作目の映画化『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』を観ました。原作は2作目まで読んでいて、リスベットのファンなので、ちょっとドキドキしながら鑑賞。原作に忠実でありながら、程よくダイエットに成功している印象。それでも上映時間153分はちょっと長いかな〜。雑誌『ミレニアム』のジャーナリストであり発行責任者であり共同経営者のミカエル・ブルムクヴィスト(ミカエル・ニクヴィスト)は実業家・ヴェンネルストレムの記事で名誉毀損の有罪判決を受け、半年後に服役することに。そんな時、大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲル(スヴェン・バーティル・タウベ)から40年前に失踪した姪ハリエットの捜索を頼まれます。多額の報酬と引き換えにヴァンゲル家が所有し一家が住むヘーデビー島に住み込み、ハリエット失踪の謎を追うミカエル。そこで大きな謎にぶつかった時、あるハッカーからヒントのメールが来ます。そのハッカーはリスベット・サランデル(ノオミ・ラパス)、ヘンリック・ヴァンゲルがミカエルを雇う前に身辺調査を依頼したミルトンセキュリティの調査員でした。リスベットの調査員としての能力を買ったミカエルは、ハリエット失踪事件の解決に向けてリスベットを雇うことに。そして2人は事件の真相に迫ります……。原作を読んでいた時は、慣れないスウェーデン人の名前と多過ぎる登場人物に苦労しましたが、映画ではかなりスリム化。ミカエルと『ミレニアム』の編集長兼共同経営者のエリカ、ミルトン・セキュリティーの社長であるドラガン・アルマンスキーとリスベットの関係はあまり描かれていなく、ミカエルの元妻や娘、リスベットの後見人だったホルゲル・パルムグレンは出て来ないなど…。それでも、映画のキーとなるリスベットが経験するおぞましいレイプシーン(ヨーロッパで最もレイプ犯罪率の高い国はスウェーデンなんだって!)などは原作に忠実に描かれていて、私の原作のイメージそのまま!!(ただ、リスベットはもう少し背が低く、ミカエルはもうちょっと男前なイメージ)ストーリー展開は原作を読んで知っていたので、ただただ原作に忠実なシーンに感心していましたが、映画としてはちょっと長いし、3部作ということで次への伏線的な要素も多く、盛りだくさん過ぎる感も。それでも普段、ハリウッド映画を見慣れているのでスウェーデン語や風景、生活なんかが垣間見られるのが面白かったです。映画の冒頭に出て来るミカエルの妹アニカの自宅はオシャレだし(アニカのダンナさんはマリメッコのエプロンしてた)、ヒントを追って訪れた木工店の夫婦の家は素朴でカワイイ。そしてなによりこの「じっとり」とした後味はハリウッド映画には無い新鮮さが。原作のファンなら観て欲しい映画!ちなみにこの映画、ハリウッドでのリメイクが決まっているんだとか(誰がリスベットを演じるのかが気になる!)。そして、今年の9月には2作目の『ミレニアム2 火と戯れる女』が公開されます(こちらも見てね>>)。(2010年公開作品/原題 Man som hatar kvinnor)

星は3つ。★★★☆☆

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映画・ドラマ
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by aiko_kiz | 2010-07-12 23:30 | SUSPENSE
ティーンエイジャー版「裏窓」『ディスタービア』
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旬な女優キャリー・マリガンと付き合っているシャイア・ラブーフ(2人は『Wall Street: Money Never Sleeps』で共演)と、『ラスベガスをぶっつぶせ』でもいい味出してたアーロン・ヨーのコンビが中々面白い『ディスタービア』。ケール(シャイア・ラブーフ)は父親を亡くしたことから立ち直れていない高校生。ある日、スペイン語の授業で教師を殴ってしまい、3ヶ月の自宅軟禁に。おまけに自宅から絶対出れないように足首には監視用のセンサーを付けられてしまいます(家から出てライトが緑→赤になるとパトカーが来る)。母親ジュリー(キャリー=アン・モス)にクレジットカードを止められ、オンラインゲームもネットショッピングも出来なくなったケールは暇つぶしに近所の「覗き」を始めます。最初は妻のテニス中に家政婦と不倫している夫、隣に引っ越して来たアシュリー(サラ・ローマー)の水着姿、ママに隠れてこっそりポルノ・チャンネルをみるガキ、1日2回も芝の手入れをする隣人などを親友ロニー(アーロン・ヨー)とオモシロ半分に覗く程度でしたが、TVのニュースで見た「赤毛女性連れ去り事件」の犯人の車と似たマスタングが隣の家のガレージに入って行くところを見てから、隣人ターナー(デヴィッド・モース)を怪しみ始め、覗き強化。そんなある日、ターナーの家で赤毛女性が襲われているところを目撃したケールはロニーと、親しくなったアシュリーと共にターナー宅侵入作戦を実施します……。ティーンエイジャー向けな感はありますが『リバー・ランズ・スルー・イット』なオープニングから『シャイニング』な要素まで、サスペンスありホラーありロマンスありの楽しい映画。『裏窓』のジェフは骨折して車椅子でしたが、ケールは監視用のセンサーと現代的に。望遠レンズ付きカメラから時代はデジカメ、PC、携帯電話に移り殺人犯を追いつめますが、肝心なところで女性に助けられるのは一緒。突っ込みどころも結構ありますが、テンポが良くてサクッと観られる娯楽映画。(2007年公開作品/原題 Disturbia)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-04-10 23:33 | SUSPENSE
ママの仇!オタク息子のスパイ大作戦『殺しのドレス』
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ブライアン・デ・パルマ監督の”エロチック”サスペンス『殺しのドレス』。随分と昔に観た事があるような…無い様な気がするこの映画。当時は聞き慣れない言葉だった「トランスセクシュアル」とか「二重人格」とかいう言葉の魔力は弱くなったものの、今観てもドキドキする魅力あるシーンが多数。色褪せないサスペンス映画です。ケイト(アンジー・ディキンソン)は中年になった今でも魅力的な女性。でも、夫マイク(フレッド・ウェバー)との性生活には不満を抱き、コンピューターに夢中の息子ピーター(キース・ゴードン)も構ってはくれず、かなりの欲求不満です。そんな、むらむらケイトは定期的に精神科医エリオット(マイケル・ケイン)の元に通い、不満を吐露しています。ある日、ケイトはエリオットの元に通った後にメトロポリタン美術館へ。そこで出会った全く知らない男に誘われ、そのまま男の部屋で…。部屋から帰る途中、エレベーターの中で指輪を忘れた事に気がついたケイトは、男の部屋に戻ろうとします。そこに突然、カミソリを持ったブロンドの女が現れ、ケイトはカミソリで滅多切りされ死亡。そんな所に現れたのが高級コールガールのリズ(ナンシー・アレン)、リズはケイトの死体を発見し犯人を目撃します。その為、リズは犯人に追われることに……。この映画、エレベーターのシーンが有名ですが美術館のシーンが印象的。ベンチに座り、周りの人を観察しながらボーッと「買い物メモ」を取るケイトの行為って、すごく女性的(私もよくやる!)。些細な事だけれどデ・パルマ監督、女性をよく知ってるなぁ。と思ってしまいました。おまけにこのシーンは無音!この後、隣に座った知らない男とのチェイスシーンにつながっていくのですが、このシーンのドキドキ感をより引き立てます。後半は、あんな死に方をしたのに母親の為にがんばる健気なピーターと、稼いだお金を投資に使う、イマイチ賢いんだか賢くないんだか分からない娼婦リズのスパイ大作戦。ある意味、マイケル・ケインの○装姿が観られるだけでも価値があるかも(?)(1981年公開作品/原題 Dressed to Kill)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-04-09 23:31 | SUSPENSE
歴史に残る悪役の若き頃『ハンニバル・ライジング』
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米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した「史上最高(最悪)の悪役」ランキング3位に選ばれているハンニバル・レクターの若き頃を描いた『ハンニバル・ライジング』をやっと観ました。随分前に原作を読んでいたせいか、まるで一度観たことがある様な印象。よく言えば、原作の雰囲気をそのままに(脚本を原作者であるトマス・ハリスが手がけている)…、悪く言えば観なくても良かった…??原作と結構違う設定が多かったりもするらしいですね(もう覚えて無い…)。第2次世界大戦中のリトアニア。名門貴族であるハンニバル(アラン・トーマス/ギャスパー・ウリエル)の家族は、戦火を逃れ森の中の隠れ家に非難することに。家族はしばらく静かな時間を過ごしますが、そこにドイツ軍がやって来たことによりソビエトの戦闘機に銃撃され、ハンニバルと妹のミーシャ(ヘレナ・リア・タコフスカ)は両親を失い孤児になってしまいます。ところが、ドイツ軍から逃亡した脱走兵たちに隠れ家が見つかってしまい、占拠されることに。食べ物も無く、飢餓に苦しむ脱走兵たちは目の前にいるミーシャを食べることに……。壮絶な経験をしたハンニバルは命は助かるものの孤児院へ。その後、フランスにいる叔父を頼りに孤児院を脱走し、フランスへ。そして、医学生となったハンニバルは、妹を食べた男たちに復讐を始めます……。この映画は「妹を食べられてしまった」、後にとんでもない殺人鬼となるハンニバル・レクターの過去を描いたお話。でも、私はこれを観ても「そっか、だからハンニバル・レクターはあんな風になちゃったのね!」と納得は出来ず…、どう観てもこの若きハンニバル(ギャスパー・ウリエル)があのハンニバル(アンソニー・ホプキンズ)になるとは思えず…。もうちょっと、雰囲気が似ている俳優さんを使えば良かったのにね。原作ではもっと印象的だった日本人女性レディ・ムラサキ(コン・リー)の深みが足りなかったような…。能面(?)のようなお面が沢山天井からぶら下がった部屋で、鎧兜の前で跪いたり、ヨーロピアンな建物を背景に剣道など、随分と異国情緒たっぷりなシーンも。でも「日本人の目」から見たら「なんだかなぁ」でした。どこか日本×他のアジア(中国?)が混ざった感が。おそらく、指摘出来る日本人のスタッフが居なかったんでしょうね。この映画にリス・エヴァンス(ハンニバルに喰われる〜)が出演している事を知らなったので、それだけは得した気分。でも、なんだかんだ言っても「ハンニバル・レクター」シリーズは好きなので観てしまいます。「日本が舞台の続編」って話しがありましたが、どうなっているのかな。(2007年公開作品/原題 Hannibal Rising)

星は2つ。★★☆☆☆

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※ハンニバル・レクターが3位に選ばれたランキング>>
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by aiko_kiz | 2010-03-17 00:19 | SUSPENSE



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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