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カテゴリ:DRAMA( 91 )
“境界線”を越える『シリアの花嫁』
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TVでたまたまやっていたのを何となく観始めたら、最後まで観てしまった『シリアの花嫁』。この映画の前に観た同じ結婚式をモチーフにした映画『ブライダル・ウォーズ』と比べると!ああもうっ。舞台はイスラエルとシリアの間に横たわるゴラン高原の小さな村。政治活動に熱心なハメッド(マクラム・J・フーリ)の末娘のモナ(クララ・フーリ)は今日、シリアのコメディ俳優タレル(ディラール・スリマン)に嫁ぎます。モナは姉のアマル(ヒアム・アッバス)らと結婚式の準備を。ロシア人の妻を持ったことで父親から勘当されていた長男のハテム(エヤド・シェティ)や、ビジネスマンの次男マルワン(アシュラフ・バルホウム)も実家に戻って来ます。でも、モナはどうも幸せそうではありません。会った事も無い男性に嫁ぐ不安だけで無く、イスラエル領にあるモナの村から嫁ぐシリア側へ1歩入ってしまったら、もう2度と故郷には帰れず、家族にも会えないのです……。イスラエルの映画を観たのはおそらく初めて。国際事情に疎い私は始めはモナの状況がよく分からず。映画を観ながらiPhoneで中東情勢について検索しながら観てしまいました(ゴラン高原には今でも自衛隊が国際平和協力ために滞在してるんですね)。しばらく会っていなかった親族が集まり、色々な問題が露呈するといった結婚式を舞台にした映画はたくさんありますが、個々が抱える問題の複雑さという点ではこの映画は突出しています。映画のタイトルは『シリアの花嫁』ですが、この映画の主人公はアマル。女性の地位が低く、自分らしく生きる事ができない社会に不満を持ち、妹のモナと自分の娘たちに「自分のような人生を送って欲しく無い」と強く願うアマルのお話です。テーマはシリアスですが“境界線”のドタバタや、いかがわしいマルワンのユーモラスなシーンも。もう2度と会うことのない姉妹が、それぞれの道をしっかりと歩き始めるラストシーンがとっても印象的。アマルとはアラビア語で“希望”という意味だそうです。(2009年公開作品/原題 The Syrian Bride)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2011-08-22 23:57 | DRAMA
All you need is chocolate.『ショコラ』
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原作は読んでいるのですが、映画はちゃんと観た事が無かった様な気がするので『ショコラ』を鑑賞。でも、観終わった後に思ったことは「あ、これ観たことあった!」…。フランスの小さな田舎の村にやって来た女性ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘のアヌーク(ヴィクトワール・ティヴィソ)。2人は北風と共に町から町へと歩き渡る生活を送っています。ヴィアンヌは客の好みをピタリと当てることのできる優れたショコラティエ。この村でも小さなチョコレート店をオープンさせます。しかし、よそ者を嫌う村長のレノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)や敬虔なキリスト教徒の村人たちは中々お店に足を踏み入れようとしません。しかし、ヴィアンヌは店の大家さんであるアルマンド(ジュディ・デンチ)や変人扱いされているジョゼフィーヌ(レナ・オリン)の悩みを知り、彼女たちとの友情が芽生えますが……。暗く保守的な村に新しい風を吹き込み、周りのひとを幸せにする親子と女性の強さを描いた暖かい映画。観ているととーってもチョコレートが食べたくなります。この映画では最近、“出過ぎ感”甚だしいジョニー・デップも出演。村にやってくるジプシーの一団の男性で、ヴィアンヌと恋愛関係になるルーを演じています。このジョニー・デップは本当にステキ! 10年前の映画なのでお肌もキレイだし、役の雰囲気にピッタリ、出演シーンは多くはありませんが独特な存在感を残します。ジョニー・デップの扱いとしてはこの映画はピカイチなのでは?(個人的には最近のエキセントリックなジョニー・デップには少々うんざり)たしか原作ではヴィアンヌはこのルーとの間の子どもを妊娠して終わり。だったような。そしてwikiで知ったのですが、この映画を監督したラッセ・ハルストレムとレナ・オリンは夫婦だったんですねー(プチ情報)。(2001年公開作品/原題 Chocolat)

星は3つ。★★★☆☆


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by aiko_kiz | 2011-07-28 00:18 | DRAMA
老いてもなお…『ウォール・ストリート』
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オリバー・ストーン監督の1988年公開作品『ウォール街』の続編『ウォール・ストリート』。登場人物が男ばかりで、難しい金融業界が舞台なこの映画。前作の『ウォール街』を復習してもいない私にとっての救いは、ショートヘアがキュートなキャリー・マリガン!8年ぶりにシャバに出たゴードン・ゲッコー(マイケル・ダグラス)。刑務所に迎えに来る者は無く、娘のウィニー(キャリー・マリガン)には毛嫌いされています。ウィニーは父と同じ金融マンが大嫌い。しかし、BFはウォール街で働く優秀なトレーダーのジェイコブ(シャイア・ラブーフ)。マンハッタンの豪華なアパートで一緒に暮らしています。ある日、ジェイコブが勤めていた会社が経営破綻に追い込まれ、ジェイコブをかわいがってくれていた経営者のルイス(フランク・ランジェラ)は地下鉄に投身自殺してしまいます。ジェイコブは会社が経営破綻したことに投資銀行経営者のブレトン(ジョシュ・ブローリン)が関わっていた事を知り復讐を心に誓い、そのためにウィニーに内緒で彼女の父親であるゴードンに近づきます……。それでなくても男性ばかりの映画は苦手、おまけに舞台は金融業界…。途中でウトウト…、でもそんな時にハッとさせてくれたのはショートヘアがチャーミングなキャリー・マリガン! この撮影時には実際にシャイア・ラブーフと交際していたことは有名ですが、そのせいか2人の相性の良さが感じられます(しかし同棲するも1年程度で破局、イギリスにしか家が無かったキャリーは一時ホームレスに!)。前作を観ていなくても、金融業界に興味がなくても今回の映画の軸はゴードンとウィニーの父娘関係。老いてもなお強欲に見えるゴードンも、やはり老い先短く、孫には勝てないのかね? 個人的には息子にお金の無心をするジェイコブのダメママ、シルヴィア(スーザン・サランドン)のキャラが好き。笑。パーティのシーンでは、前作でバドを演じたチャーリー・シーンが登場!現在のチャーリー・シーン自身を思わせる両手にプレイボーイ風美女連れというサービスシーンになってます。(2011年公開作品/原題 Wall Street: Money Never Sleeps)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2011-06-25 23:28 | DRAMA
愛されたかっただけなのにね…『ある公爵夫人の生涯』
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なんだかコスチュームものが観たい気分が続き『ヴィクトリア女王 世紀の愛』の後には『ある公爵夫人の生涯』を観ました。故ダイアナ妃の先祖に当たる女性を描いたこの作品。同じく愛を求めて得られなかったダイアナ妃と重なってしまいます。18世紀後半のイギリス。活発で美しく聡明な貴族の娘ジョージアナ(キーラ・ナイトレイ)は母レディ・スペンサー(シャーロット・ランプリング)の薦めで、17歳という若さでデボンシャー公爵(レイフ・ファインズ)に嫁ぎます。かなり年上ですが、裕福な名門貴族に嫁いだことにジョージアナは始めはウキウキでしたが、デボンシャー公爵は「息子を生んでくれる妻」が欲しかっただけで、すぐに2人の結婚生活は冷えきってしまいます。しかし、ジョージアナは独自のファッションやユーモアのセンスで社交界の華に。やっとできた親友のレディ・エリザベス・フォスター(ヘイレイ・アトウェル)が夫であるデボンシャー公爵の愛人になってしまったり、若き政治家チャールズ・グレイ(ドミニク・クーパー)と恋に落ちたり、愛を求めたイギリス貴族の女性の波瀾万丈な人生を描いた映画です。この映画を観ると『ヴィクトリア女王 世紀の愛』のヴィクトリアは、愛する人と結婚できてその後も円満な結婚生活を送った訳で、ジョージアナと比べたら超ラッキーな女性に思えます(だいぶ時代は違うけれど女性の地位はそんなに変わらなかったのでは?)。満たされないモヤモヤをファッションに向けたり(ジョージアナの衣装はどれもステキ!第81回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞)、複雑な関係になってしまった親友とのガールズトークなど、現代女性が共感できる部分も多くあります。大きなお屋敷のインテリアやジョージアナのファッションが楽しめて、ジョージアナの生き方に考えさせられる…いろんな意味で女性向けの映画です。ちなみに、私も好きな紅茶の銘柄「アールグレー」はこのチャールズ・グレイから名付けられているんだとか。(2009年公開作品/原題 The Duchess)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2011-05-18 23:13 | DRAMA
英国版“利家とまつ”(?)『ヴィクトリア女王 世紀の愛』
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なんだかコスチュームものが観たくなり『ヴィクトリア女王 世紀の愛』を観ました。英国史上最も長く王位につき、初めて結婚式で白いドレスを着たり、クリスマスツリーを広めたり、夫アルバートとのおしどり夫婦ぶりや、数々の偉業を成し遂げて英国の最も輝かしい時代を築いたことなんかで知られるヴィクトリア女王の若き日々を描いた映画です。国王ウィリアム4世(ジム・ブロードベント)の姪で王位継承者であることから、子どもの頃から“鳥かごの中の鳥”のように育ったヴィクトリア(エミリー・ブラント)。未亡人である母親ケント公爵夫人(ミランダ・リチャードソン)は娘を厳しい監視下の元に置き、ケント公爵夫人の個人秘書で愛人でもある(?)ジョン・コンロイ(マーク・ストロング)は摂政政治のサインをヴィクトリアに迫っています。ジョン・コンロイだけでは無く、若いヴィクトリアを誰もがコントロールしようと画策。母親であるケント公爵夫人の弟でベルギー国王レオポルド1世(トーマス・クレッチマン)は甥のアルバート(ルパート・フレンド)を自分のスパイに送ります。ヴィクトリアもアルバートもレオポルド1世の思惑は分かっていましたが、2人は恋に落ちます。国王ウィリアム4世が死去し、ついに王位を継承したヴィクトリアはメルバーン卿(ポール・ベタニー)の導きで英国の統治を始めますが……。とにかく豪華絢爛な室内装飾や衣装なんかが素晴らしくて、目の保養になる映画。特にヴィクトリア女王の衣装はとっても豪華で美しい!そして、それを身にまとうエミリー・ブラントの肌のキレイなこと!10代のヴィクトリアを演じていても無理が無い!ヴィクトリアとアルバートの若い頃を描いた絵画を見ると、エミリー・ブラントはスリム過ぎるものの雰囲気がとっても似ています。史実に基づいているので、ストーリーに面白みはありませんが、当時の英国王室の風習や文化が垣間みられて面白いし、何より手を取り合って困難に立ち向かうヴィクトリアとアルバートのラブストーリーが温かい。この映画の後にジュディ・デンチがヴィクトリア女王を演じた『クイーン・ヴィクトリア/至上の恋』を観ると、お話しが繋がるんでしょうが、DVDで出ていないみたい…。残念。(2009年公開作品/原題 The Young Victoria)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2011-05-13 23:04 | DRAMA
“生きること”とは…『わたしを離さないで』
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旅行計画に浮かれていて、公開日をすっかり忘れていたカズオ・イシグロの小説の映画化『わたしを離さないで』。レディースディに慌てて観て来ました(公開前はあんなに楽しみにしていたのにー)。何の情報も入れずに読んだ原作に「これはすごいー!」と大きな衝撃を受けてしまい、変な思い入れを持ってしまっていたので…。介護士のキャシー(キャリー・マリガン)。介護士としての仕事に誇りも自信も持っている女性です。そんなキャシーが思い出す、子ども時代を過ごした寄宿学校“ヘールシャム”と卒業後に過ごした“コテージ”。そして、共に育ったルース(キーラ・ナイトレイ)と初恋の相手トミー(アンドリュー・ガーフィールド)。不条理な運命を背負った3人の切なく哀しい三角関係のラブストーリーでもあり、生と死を考えさせられるSFでもあるストーリー。何しろ原作を読んだのが2年前なので「原作ではこうだったのに映画ではこうだった…」という細かい所を思い出せる訳ではないのですが、主要人物3人の関係性ももう少し違う印象を持っていたし、エピソードも微妙に違っていたような。何より小説では、始めは「はっきりとした意味が示されなかったいくつかのキーワード」のようなものが、映画では冒頭から「はっきり分かる」ように描かれているんですね…。原作での「もやもや」とした霧が「スッキリ晴れる」感じも好きだったのに。それから、キャシーとルースの女の友情はもっと深いものだった記憶が…あれじゃあ優柔不断男トミーをめぐるドロドロの三角関係でルースがすごいイヤな女みたいー。でも、それでも映画が繊細で美しい作品になっているのはキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイの3人の素晴らしい演技と、美しい映像のおかげ。イギリスの地味だけれど美しい色を持つ自然、3人の肌感とかが美しくて観終わった後に心に「しんみり」来る映画です。原作がある映画を原作と比べてるのはヤボだけれど個人的には「原作を読もう」と思っている方には、原作を読んでからの鑑賞をお薦めします。(2010年公開作品/原題 Never Let Me Go)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2011-04-22 13:09 | DRAMA
電話線がつなぐ家族『みんな元気』
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観終わった後に実家に電話したくなるステキな映画!ジュゼッペ・トルナトーレ監督の同名映画のリメイク『みんな元気』を観ました(オリジナルは未見)。デ・ニーロの写真が好きな年老いた父親の背中に…涙涙涙。妻に先立たれたフランク(ロバート・デ・ニーロ)。妻が生きていた頃は妻から4人の子どもたちの近況を聞いていましたが、亡くなってからはすっかり実家に寄り付かなくなった子供たち。しかし、NYで画家をしているデヴィッド(オースティン・リシ)、シカゴで広告会社の重役を務めるエイミー(ケイト・ベッキンセイル)、デンバーのオーケストラで指揮者をしているロバート(サム・ロックウェル)、ラスベガスのショーに出ているロージー(ドリュー・バリモア)はフランクの自慢の子どもたちです。ある週末、久しぶりに子どもたちを集めてBBQを計画したフランクでしたが、子どもたちは何だかんだと理由を付けてドタキャン。そこでフランクは、内緒で子どもたちを訪ねる旅を計画。持病があるにもかかわらず、NY、シカゴ、デンバー、ラスベガスを回る旅を決行します。しかし、子どもたちにはそれぞれ父親には言えない大きな悩みを抱えていたのでした……。大して期待しないで観たのですが、大泣きしてしまいました。オープニングからグッと来ます。庭の植物に水をやり、物置からテーブルとイスを出し、古いBBQコンロを出して来て、スーパーに買い出しを…。うれしそうに子どもたちを迎える準備をするフランクの姿…。幼い時から子どもたちには厳しく接し、自分の子どもたちはみんな成功し、幸せに暮らしており、それを疑ったことを無かったフランク…。そして、そんな父親に愛情はたくさんありながらも、本当の事を打ち明けられない子どもたち…。“家族”だからこそ言えない本音。どっちの気持ちも分かります。知名度のある俳優が出演しているのに日本未公開なのはもったいない!最後のクリスマスのシーンがステキです。そして、フランクの職業にまつわる“電話線”がとても効果的に使われているものステキ。改めて“家族”を考えさせられるステキな映画です。(2009年米公開作品-日本未公開/原題 Everybody's Fine)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2011-03-19 12:29 | DRAMA
カジキマグロを釣った“Asshole”『ソーシャル・ネットワーク』
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今年の初試写会で『ソーシャル・ネットワーク』を観て来ました。Facebookの創立者であるマーク・ザッカーバーグを主人公にした話題のこの映画。私自身、Facebookはアカウントだけとってあるものの全くやっておらず…。観終わった後は「マーク・ザッカーバーグって嫌なヤツ!Facebookなんて絶対にやらん!」と思うかと思っていたのですが、そんなことは全然ありませんでした。ストーリーは2003年、ハーバード大学のイケてない男子学生、マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)がボストン大学に在学するGFのエリカ(ルーニー・マーラ)にこっぴどく振られる所から始まります。その後、酔っぱらったマークは振られた腹いせにBLOGにエリカの悪口を書き込み、親友エドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)の助けを借りてハーバード大学の全ての寮のオンライン名簿をハッキングして女子生徒の顔写真を集め「どっちがイケてるか」を投票出来るサイト「フェイスマッシュ」を立ち上げます。大学から処分を受け女子生徒からは大ブーイングされるも、自分の優れたプログラマーとしての能力を周りに知らしめることに。そこでボート部のイケてる双子のキャメロン&タイラー・ウィンクルボス(アーミー・ハマー/この双子、演じているのはひとりの俳優!)とディビヤ・ナレンドラ(マックス・ミンゲラ)から自分たちが立ち上げようとしているSNSを手伝ってくれるように頼まれます。しかし、イケてる彼らを手伝う気なんて毛頭なかったマークはそれをヒントにエドゥアルドと自分たちのSNS「The Facebook」を立ち上げ→それはドンドン大きくなって行き→マークは一気に「イケてない“ださい”オタク」から「イケてる“すごい”オタク」に……。実在する人物が主人公なので、ある程度は知られているストーリー。マーク・ザッカーバーグ自体が興味深い素材であることは事実ですが、デヴィッド・フィンチャーの料理の仕方は上手いなぁ。映画の中でほとんど笑いもせず、他人に全く共感しないマークはなんだか観ていて気の毒になるほど。そんなマークと親友でいられたエドゥアルドやGFだったエリカがどんだけイイ人だったんだろう…と思ってしまいます。でも、Facebookのアイデアを思いついた2003年時のマークって19歳!まだ19歳!いくら“天才”でも、この年齢を考えると「イイ人」たちよりもカリスマ性と口だけ達者なイカれショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレーク)みたいな人にノセられてしまうのも、振られた腹いせにBLOGにエリカの悪口書くのも、エドゥアルドを裏切る羽目になっちゃうのも、まぁまぁ分かるかなぁ…。ノンフィクションというもののドキュメンタリーな訳では無いので、これはある意味フィクション(エドゥアルドと双子たちに訴えられたことは事実ですが)。「この映画で自分のイメージが悪くなることを恐れたマーク・ザッカーバーグが映画公開前にあっちこっちに寄付をした」ってエピソードもなんだかカワイく思えます(だって今まだ26歳!)。いつの時代も“天才”は孤独で変人。個人的にはFacebookを立ち上げ、推定総資産額約40億ドル(約3300億円超)になる前のマーク・ザッカーバーグよりも、これからのマーク・ザッカーバーグの人生の方が気になります。(2011年公開作品/原題 The Social Network)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2011-01-14 23:16 | DRAMA
これが1900の生きる道『海の上のピアニスト』
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ティム・ロスの代表作でもある『海の上のピアニスト』。『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督の美しい映像とエンニオ・モリコーネの美しい音楽…。どういう訳か今まで観る機会が無くて、公開11年後にやっと鑑賞しました。美しくも悲しいストーリー。豪華客船の中で生まれ、そして捨てられた男の子。その子は機関師のダニー(ビル・ナン)に拾われて、船員たちの間で育てられることに。その男の子は1900と呼ばれるようになり、成長した1900(ティム・ロス)は天才的なピアノの才能を発揮し、その噂は人々に広がります。人生で一度も船を降りる事をせず、船と共に歩む人生を選んだひとりの男のお話。映像も音楽も1900の佇まいも美しい作品です。(1999年公開作品/原題 La leggenda del pianista sull'oceano/The Legend of 1900)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-12-18 10:34 | DRAMA
兄弟の確執『フェーズ6』
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感染もの『フェーズ6』を観ました。このタイトルの「フェーズ」とは、世界保健機関(WHO)が分類している「ウィルスの感染危険度」のこと。6が一番ヤバくて「世界的大流行が発生し、急速に感染が拡大する状態」なんだって。謎のウィルスに汚染され人類が死滅しかけている世界。兄ブライアン(クリス・パイン)と弟ダニー(ルー・テイラー・プッチ)の兄弟、ブライアンのGFのボビー(パイパー・ペラーボ)、ダニーの友人ケイト(エミリー・ヴァンキャンプ)の4人はブライアンが決めた感染を防ぐルールを守り、兄弟の思い出の場所であるメキシコ湾のビーチを車で目指しています。いつものように車で走っていると、前方に道を塞ぐ車が一台。幼い娘を車に乗せた男フランク(クリストファー・メローニ)に「ガス欠のだからガソリンを分けてくれ」と頼まれます。様子を見る4人ですが、ケイトが車に乗っている娘ジョディ(キーナン・シプカ)が感染していることを見つけ、乱暴にその場を立ち去りますがその後、車が故障。4人はガソリンを持って父娘の車の元へ引き返す事に。そして、みんなで感染したジョディの為に「新しいワクチンがあるらしい」緊急対応センターになっている学校を目指す事になります……。人気の無い荒野の道をかっ飛ばす落書きされたメルセデスのオープニングに期待が膨らみましたが、話しが進むごとにちょっとづつ…。いつどうやって感染がこんなに広がったのか、4人がどうして同乗してビーチを目指す事になったのかなどの経緯は全く描かれていません。どちらかというと、ウィルスが蔓延する世界はただの脇役でしかなく、これはブライアンとダニー兄弟の確執を描いた人間ドラマです。兄弟だけで無く、2人の女子のキャラクターも興味深い。ボビーは男を見る目が無いけど基本はとってもイイコ。でもケイトはビッチだよね〜。あんなにアゴでダニーを使ちゃって、もし結婚したら絶対に“ダンナを尻に敷く”タイプだね。自分では何にもしないくせにさ。4人はブライアンの作ったルールを守って感染から逃れているのですが、そのルールもなんだかいい加減。どう考えても、あんな消毒液で殺菌できるなら「キレイ好きな国ニッポン」ではそこまで感染は広がらないんじゃ…。おまけに花粉症でマスクを見慣れているニッポンジンにとって、あのマスクは頼り無さすぎ…コンビニにだってもっとマトモなマスク売ってるよっ。っと突っ込みたくなりました。でもこの手の映画を観るたびに思うのは「私だったらすぐに諦めて死んじゃうな〜」ってこと。愛する人も家族も、み〜んな死んじゃったら、あそこまでがんばって生きる意味をみつけられない。フランクみたいに守るべき子供とかいたら別だけど。(2010年公開作品/原題 Carriers)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2010-11-06 23:13 | DRAMA



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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