nocopy
カテゴリ:DRAMA( 91 )
ユダヤ・ハンター V.S ナチス・ハンター『イングロリアス・バスターズ』
b0181416_047293.jpg

映画館で観られずに無念だった『イングロリアス・バスターズ』をやっと観ました。あ〜オモシロかった(相変わらずちょっと長いけれど…)。ユダヤ人を嬉々と狩るランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツの独特な存在感がスゴイ(さすがアカデミー助演男優賞!)。1941年、ナチス占領下のフランス。酪農を営んでいたユダヤ人一家の長女ショシャナ(メラニー・ロラン)は、隠れ家にやって来たランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)に目の前で家族を惨殺され、命からがら逃げ出します。数年後、ナチスへの復讐を誓うショシャナはミミューと名前を変え金髪にし、パリの映画館主に。そして皮肉にもナチスの英雄、フレデリック・ツォラー親衛隊一等兵(ダニエル・ブリュール)に好意を寄せられます。そんな頃、殺した兵士の頭皮をはぐ残忍さでナチスからも恐れられるアルド・レイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の極秘部隊“イングロリアス・バスターズ”は、レジスタンスの女優ブリジット・フォン・ハマーシュマルク(ダイアン・クルーガー)の手引きでフランスに潜入。極秘作戦を開始しますが…。ユダヤ人の少女ショシャナの「復讐劇」とレイン中尉率いる“イングロリアス・バスターズ”の「極秘作戦」の2つのお話が、最後にショシャナの映画館で交差。私はどちらかというとブラピ・バスターズよりもメラニー・ロランのお話の方が好き。やっぱり、タランティーノ映画はオンナが強くなくっちゃね(あんなに勇ましいメイクシーンは初めて観た…)。公開時には、インターナショナルなキャストが話題になっていたものの、結局は知名度があるブラピとダイアン・クルーガーばっかりフォーカスされていたような感じでしたが、観てみたら意外といろんな人が出ていたんですね。「ユダヤの熊」を演じたのは『ホステル』の監督イーライ・ロスだし(目元が濃過ぎる…)、連合軍の将軍をマイク・マイヤーズが、ヨーゼフ・ゲッベルス宣伝大臣(シルヴェスター・グロート)の通訳にジュリー・ドレフュス(衣装がラブリー。特に頭に付けたトラ、欲しい…)、エンドロールにはゾーイ・ベル(ショシャナとブリジットのスタント)の名前もしっかりありました。ナレーションがサミュエル・L・ジャクソンだったのはちっとも気づかず…。歴史的な史実にどこがどのくらい基づいているのかは分かりませんが(歴史苦手なもので…)、そんなのどうでもいい感じが気持ちイイ映画です。ドイツで指を3にする時は、親指、人差し指、中指でね。じゃないと、Nein! Nein!! Nein!!! Nein!!! Nein!!!!(2009年公開作品/原題 Inglourious Basterds)

星は4つ。★★★★☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-05-31 23:46 | DRAMA
これぞガール・パワーーー!!『ローラーガールズ・ダイアリー』
b0181416_2263645.jpg

ローラーダービー(日本ではローラーゲームと呼んでいたらしい)に燃える女子高生を主人公にした『ローラーガールズ・ダイアリー』を観て来ました。ドリュー・バリモアの初監督作とは思えないクオリティの高い、ガール・パワーがみなぎる熱い映画!!幅広い年齢層のガールに受けそうな映画です。テキサスの田舎町で、しがない高校生活を送るブリス(エレン・ペイジ)は元ミスコン優勝者の母親(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の指示に従い、出たくもないミスコンに出場し、親友のパシュ(アリア・ショウカット)とダイナーでブタのエプロンを着けてウエイトレスのアルバイトし、いつかこの田舎町を出たいと夢見る17歳。ある日、母親とオースティンに買い物に行った時、偶然「ローラーダービー・ナイト開催」のチラシを目にします。興味を持ったブリスはパシュと一緒に親に嘘をついて「ローラーダービー」の試合へ。初めて見る「タフなオンナの世界」にすっかり魅了されてしまったブリスは会場で会った選手であるマギー(クリステン・ウィグ)に興味があるならトライアウトを受けるよう薦められます。家に帰ると子供の頃に遊んでいた頃のバービーがプリントされたローラースケートを引っ張り出し、練習を始めたブリス。親に内緒にし、おまけに年齢も偽ってトライアウトを受けるとコーチのレイザー(アンドリュー・ウィルソン)にスピードを認められ、ブリスは正式に「ベイブ・非情・ルースレス」として「ハール・スカウツ」のメンバーになります…。すっごいザックリ説明すると、ローラーダービーとは2チームがローラースケートを履いて円形のコートを走って周り、各チーム1人いる得点役が相手チームの人を追い越すと点が入るというゲーム。(詳しくはこちらで>>)追い越されまいと邪魔し合うので、体当たりは当たり前な荒々しいスポーツです。荒っぽいネエさんたちに混じって、奮闘するブリスを演じるエレン・ペイジがホントにキュート〜!!17歳の女の子が主人公のストーリーらしく、涙あり笑いあり恋あり友情あり母親との確執あり…と盛りだくさん。そんなブリスの成長を描いたストーリーも良いのですが、ローラーダービーという競技の魅力や(ジミー・ファロンが演じた司会者の実況中継もオモシロイ)、ブリスのチームメイトのキラキラしたネエさんたちに魅き込まれてしまいました。リング名(?)も楽しいタトゥーだらけのネエさんたち、子持ちで頑張るマギー・暴力・メイヘム(クリステン・ウィグ)、スケート選手の夢をあきらめたブラディ・血まみれ・ホリー(ゾーイ・ベル ← まだタランティーノと付き合ってるのかな?)、ローザ・火花・スパークス(イヴ)、スマッシュリー・当たり役・シンプソン(ドリュー・バリモア、この映画で監督・製作・出演の1人3役!)など、いくつになっても我が道を行く一生懸命でカッコいいオンナたち(キャストはみんな本当にローラースケートの大特訓をしたらしい)。お久しぶりなジュリエット・ルイスが演じた、ライバルチームのエース、アイアン・殺人・メイビンも印象的でした。私も10代の頃、周りにこんな大人がにいたら良かったのになぁ…。この手の映画は元々大好きなのですが、こんなに登場人物ひとりひとりのちょっとした些細な仕草にも心くすぐられてしまった映画は初めて。ガールがガールに贈る元気が出る楽しい映画!私はスゴクお薦めしますっ。(2009年公開作品/原題 Whip It)

星は5つ。★★★★★

※そんな監督としてもスバラシイ、ドリュー・バリモアの監督作第2弾は『オズの魔法使』の続編『Surrender Dorothy』!!おまけに脚本は私の大好きな『主人公は僕だった』のザック・ヘルム!!!ドロシーのひ孫の娘が主人公のお話なんだそう。これは期待しちゃう。早く観たいなぁ。

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-05-26 22:10 | DRAMA
アレキサンダー・スーパートランプのロード・トゥ・マジックバス『イントゥ・ザ・ワイルド』
b0181416_1101787.jpg

引っ越し準備中の合間をぬって『イントゥ・ザ・ワイルド』を観ました。ショーン・ペンは俳優よりも私の中では監督作品の方が印象深いイメージ。といっても『クロッシング・ガード』と『11'09'01/セプテンバー11』くらいしか観たことが無いのですが…。この映画も何だか観た後にすーっと染み渡るような映画です。1人の青年がアラスカを目指すノンフィクション小説、ジョン・クラカワーの「荒野へ」が原作。1990年、裕福な家庭に生まれたクリス・マッカンドレス(エミール・ハーシュ)は父親(ウィリアム・ハート)と母親(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の過去や不仲に心を痛め、世の中の物質主義や偽善者(両親)への怒りを秘めています。妹のカリーン(ジェナ・マローン)とは仲が良いものの、クリスは大学を卒業後に誰にも行き先を告げず黙ったまま放浪の旅に。車を捨て、お金を燃やし、歩いて広大なアメリカの大地を旅する間に、農場主のウェイン(ヴィンス・ヴォーン)、中年ヒッピーカップルのジャン(キャサリン・キーナー)とレイニー(ブライアン・ディアカー)、クリスに好意を寄せるトレーシー(クリステン・スチュワート)、ツライ過去を持つ老人ロン(ハル・ホルブルック)などとの出会いと別れを経験、そしてアラスカを目指しますが、辿り着いたアラスカで待っていたものはとてもツライ経験でした。「真理」を求め旅をするクリスは、あまりに純粋で繊細で時に痛々しいほど。完全にマテリアル・ガールな生活を送り、クリスよりも”ちょっと”年上の私には「共感できるか?」と問われれば、あんまりできはしないのですが…、それでも彼の真摯な姿勢には感動。長い映画はあんまり好きじゃないのですが、美しいアメリカの大自然と、北を目指し歩き続けるクリスの姿に148分はあっと言う間。とにかくこの映画はエミール・ハーシュが素晴らしい(そして、メガネ姿がカワイイ)。無邪気さも感じられる前半のクリスに対して、いろいろな経験を通して成長し、ツライ現実と戦う後半のクリスとのギャップがすごい。この後半の為にエミール・ハーシュは18kgも減量したそう(あの『マシニスト』状態、CGかと思った)。やっと分かった時には遅かったって、人生って残酷。(2008年公開作品/原題 Into the Wild)

星は3つ。★★★☆☆

P.S. お引っ越しをするため1週間ほどインターネット環境が無くなるので、BLOGをお休みいたします。引っ越し先は大好きな映画館まで徒歩10分の所。新作映画を観る機会が増えるかな。今から楽しみです。でも、準備が大変…。

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-04-30 23:08 | DRAMA
デブでハゲでモテない脚本家のハッピートゥゲザー『アダプテーション』
b0181416_18163590.jpg

脚本家チャーリー・カウフマンが主人公の映画『アダプテーション』。他のチャーリー・カウフマンの映画と同じく「どこからこんな発想が生まれるの!?」というストーリー。はっきり言ってニコラス・ケイジは苦手なので観てるのがツラかった…。でも、最後まで頑張って観て本当に良かった!と思える映画。脚本家チャーリー・カウフマン(ニコラス・ケイジ)はデブでハゲで対人恐怖症の冴えない男。双子の弟ドナルド(ニコラス・ケイジ)との2人暮らし。同じ顔なのに話題が豊富で楽しいドナルドは女性にモテてるのに、チャーリーは好意を寄せてくれているアメリア(カーラ・シーモア)にもどうして良いのか分からず。そんなチャーリーですが、脚本を手がけた『マルコヴィッチの穴』の撮影が始まり、プロデューサーのヴァレリー(ティルダ・スウィントン)からは新しい仕事のオファーが。それはニューヨーカー誌の記者スーザン・オーリアン(メリル・ストリープ)が出版した「蘭に魅せられた男―驚くべき蘭コレクターの世界」の脚色。この本はエキセントリックな蘭コレクターのジョン・ラロシュ(クリス・クーパー)に密着したドキュメンタリー。仕事を受けたのは良いものの、初めての脚色に仕事は一向に進まず。時間だけがどんどん過ぎて行き、チャーリーは混乱し始めます……。映画は本を執筆中のスーザンと、その3年後にその本を脚色するチャーリーの2つのストーリーが並行して進みます。時間は飛ぶし、チャーリーのグダグダな心の声には、ちょっとウンザリ。でも、ウンザリし始めたあたりから何だかトンデモない展開に。まさかこんなラストがやって来るとは、全く想像が出来ませんでした。『マルコヴィッチの穴』の撮影シーンが出て来るので、実際に映画に出ていたジョン・マルコヴィッチやキャサリン・キーナーは本人役で出て来るし、メリル・ストリープ演じるスーザン・オーリアンも実在する人物だし、「蘭に魅せられた男-驚くべき蘭コレクターの世界 」も本当に出版されている本、でも実際のチャーリーは双子ではありません…と、フィクションとノンフィクションを上手く絡めた本当に面白いお話。映画業界の自虐ネタあり、裏話ありな感じも面白い。チャーリー・カウフマンって本当に謎な人。この映画を観るとチャーリー・カウフマンへの謎が深まるばかり…頭の中をのぞいてみたい。(2003年公開作品/原題 Adaptation.)

星は4つ。★★★★☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-04-26 23:19 | DRAMA
母は強し『チェンジリング』
b0181416_1414262.jpg

実際に1920年代に起こった「ゴードン・ノースコット事件」の被害者である子供の母親を描いたクリント・イーストウッド監督の『チェンジリング』をやっと観ました。アンジェリーナ・ジョリーは好きですが、この映画の暗〜い感じに中々観る気が起きず、でも最近私の中でクリント・イーストウッド監督の評価がうなぎ上り(上から目線、そして今更…)なので観てみました。前情報として「子供がいなくなって見つかったけど、全然違う子供だった母親の映画でしょ」ってぐらいしか知らなかったのですが、女性にとって辛く悲しい時代の社会的なお話でした。1928年、LAで電話会社で働くクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は女性ながらも会社で主任を務めるシングルマザー。ある日、病欠した社員の代わりに息子のウォルター(ガトリン・グリフィス)に留守番をさせて仕事に向かいます。仕事から戻るとウォルターの姿が見えず、近所を探してもいません。警察に電話をかけるも「いなくなった子供の捜索は24時間経過しない決まり。そのうち帰って来ますよ」と取り合ってもらえません。しかしその後、クリスティンがいくら待ってもウォルターは帰って来ず、マスコミにも取り上げられるようになります。ところがある日、会社に警察がやって来て「息子さんが見つかった」とのこと。喜んだクリスティンですが、会ってみるとそのウォルター(デヴォン・コンティ)は全くの別人。しかし、注目があつまっている事件の為、間違えを認めたくない警察はクリスティンの「息子じゃありません」という訴えを強引にもみ消そうとします。そこに、クリスティンの事態を聞きつけた、LA警察の腐敗を暴く活動をしているブリーグレブ牧師 (ジョン・マルコヴィッチ)が救いの手を差し伸べます。一緒にLA警察と戦おうというブリーグレブ牧師に、始めは息子が帰って来ることだけを願っていたクリスティンでしたが、現実を知り立ち上がります……。オープニングのモノクロからふわーっとカラーに変わるあたりからちょっとワクワク。アンジェリーナ・ジョリーって最近は何を演じていても「アンジェリーナ・ジョリー」に見えてしまうのですが、この目の下のクマ(子供がいなくなってからは特に)が目立つ健気なシングルマザー役は良かったです。見た目は弱々しいけれど、芯は強く賢い女性はいかにもアンジーが好きそうな役…と思ったのですが、子だくさん母さんであるアンジーは、子供がいなくなる母親役は辛すぎて一度オファーを断ったみたい。LA警察の腐敗っぷりを描いた映画は『L.A.コンフィデンシャル』や最近(?)では『フェイク シティ ある男のルール』(観てないけど)などなど沢山ありますが、この映画も中心は権力を振りかざし、本当にヒドイ汚職や悪事に手を染め、自分たちの保身や利益しか考えていない当時の信じられない警察の体質を描いたもの。特に立場が弱かった女性の扱いは同性として腸が煮えくり返るほどです。ジェフリー・ドノヴァンが演じるジョーンズ警部が本当にイヤらし〜いポマード野郎で、憔悴し切ったクリスティンといいコントラスト。「あの子は息子ではない」と訴えるクリスティンを説得させようと、ジョーンズ警部があり得ない「息子が変わった」理由を言うシーンはコメディかと思えるほど。でも、これが実話だということを考えると背筋がゾッとしてしまいます。描き方は全然違うけれども、ペドロ・ アルモドバル監督の映画と同じくらいクリント・イーストウッド監督からの「女性への愛」が溢れた映画でもありました。アカデミー作品賞を当てたクリスティンは上司ベンとデートしたのかなぁ。(2009年公開作品/原題 Changeling)

星は4つ。★★★★☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-04-23 14:18 | DRAMA
がんばれ、お婆ちゃんたち!『マルタのやさしい刺繍』
b0181416_1717826.jpg

年齢に捕われずに、強く生きる女性たちを描いた心温まるステキな映画『マルタのやさしい刺繍』を観ました。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたり、本国スイスで大ヒットしたこの映画。気になっていたにも関わらず中々観れずにいました。今回なんで「そうだ、観なきゃ!」という気になったかというと、私が刺繍教室に通い始めたから。「そういえば…」と思い出した訳です。元気なおじいちゃん映画は結構あるけれど、元気なお婆ちゃん映画は少ないのでは? 女はいくつになっても女!人生の大先輩たちに自分らしく生きることの素晴らしさを教えられ、そして何よりマルタ婆ちゃんのキラキラした目に元気がもらえる映画です。スイスのチーズで有名なエレメンタール地方の小さな村に住む80歳のマルタ(シュテファニー・グラーザー)は数ヶ月前に最愛の夫を亡くしたばかり。今まで夫に尽くして来たマルタは心にポッカリと空いた穴を抱えて暮らしています。そんなある日、村の旗の修復を頼まれ友人のフリーダ(アンネマリー・デューリンガー)、リージ(ハイジ=マリア・グレスナー)、ハンニ(モニカ・グプサー)と共に街の生地屋さんへ。そこで久しぶりに目にしたレース、そしてたまたま立ち寄ったランジェリーショップで、マルタは昔抱いたいた「パリでランジェリーショップを開く」という夢を思い出します。そこでマルタはリージの応援を受けて、夫の経営していた雑貨屋さんを閉店して「ランジェリーショップ」を開くことに。しかし保守的な村で、村民からも友人からも反対され、息子ヴァルター(ハンスペーター・ミュラー)からも大反対され、白い目で見られ、嫌がらせを受けながらも、マルタは自分の夢に向かって突き進みます。そんなマルタの熱意は次第に周りの人たちにも感染し、村にポジティブなパワーをもたらします。普通のシルクの上品な下着なのに、なんで村の人たちがあんなに嫌悪するのかが、ちょっと理解出来ず(まぁ、お話を面白くするためなんでしょうけど…)。そして、けんかしながらもお互いを思いやり、支え合うお婆ちゃんたち4人の友情は高齢版SATCみたい。Girl Powerはいくつになっても不滅! スカッと爽快なこの映画、元気が無いときにオススメです。ちなみにこの『マルタのやさしい刺繍』っていう邦題や、日本でのサイトやDVDのジャケットのアートワークは映画のイメージとちょっと違うかも。映画の内容はどちらかというと『マルタのつよい刺繍』って感じだし、このアートワークはクロスステッチ。マルタが下着にする刺繍とは全然違う…。この方が日本人ウケするのかな? ちなみに原題は「遅咲きの乙女たち」という意味だそう。ちなみに「刺繍」つながりで次に観たいのは『クレールの刺繍』。こっちも近いうちに観よっと。そして今日はレディースディ!これから友だちと『NINE』を観に行って来ます。(2008年公開作品/原題 Die Herbstzeitlosen)

星は4つ。★★★★☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-03-31 17:20 | DRAMA
手に汗握る2人の攻防戦『フロスト×ニクソン』
b0181416_118252.jpg

英国首相からライカン、最近ではヴァンパイアの長まで演じる芸達者なマイケル・シーンが実在するTV司会者デヴィッド・フロストを演じた『フロスト×ニクソン』を観ました。「ウォーターゲート事件」で辞任したリチャード・ニクソン元米大統領の口から謝罪の言葉を引き出した歴史に残る、1977年に放送されたインタビュー番組の裏側をドキュメンタリー風に演出したこの作品。歴史に疎い私はまず「ウォーターゲート事件」って何だっけ? という所から…。(それはこちらをご覧下さい。ということで…)ニクソン大統領を演じたフランク・ランジェラがアカデミー賞主演男優賞にノミネートもされました。オーストラリア、ロンドンでインタビュー番組を持つ人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)はある日、「ウォーターゲート事件」で任期中に辞任した唯一の米大統領となったニクソン大統領(フランク・ランジェラ)がホワイトハウスを立ち去るTV中継を目にします。全世界が見守るこのシーンを見たデビッドは自身の野望(アメリカ進出)の為にも「ニクソン大統領へのインタビュー」を行なうことを思いつきます。プロデューサーのジョン・バード(マシュー・マクファディン)の協力を仰ぎ、ニクソン大統領サイドに出演依頼をしてみると高額なギャラを条件に意外にもOKが出ます。インタビューの準備と高額なギャラを支払う為の資金集めに追われ、自らの全財産を賭ける事となったデビッドは、大物政治家として貫禄あるニクソン大統領の態度と彼の忠実な側近であるジャック・ブレナン(ケヴィン・ベーコン)らのチームに苦戦しながらも、ジャーナリストのジェームズ・レストン(サム・ロックウェル)やボブ・ゼルニック(オリヴァー・プラット)と戦いに挑みます。実話なので「最後にデビッドがニクソン大統領から謝罪の言葉を引き出す」ということは分かっているのですが、細かい心理戦などインタビューの裏で行なわれることなどから、まるでボクシングの試合を観ているよう。それだけに、途中ボコボコにされながらも最後に決まるパンチには爽快感が。2人が向き合うインタビューのシーンはマイケル・シーンとフランク・ランジェラの演技合戦といった様相で見ごたえがあります。ただ気になったのは、カナリの添え物感が漂ってたレベッカ・ホールが演じたキャロライン・クッシング。彼女は何者??(2009年公開作品/原題 Frost/Nixon)

星は3つ。★★★☆☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-03-30 23:17 | DRAMA
最後にしくじっちゃった男『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
b0181416_158182.jpg

実話を基にした映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を観ました。出演トム・ハンクス×ジュリア・ロバーツ×フィリップ・シーモア・ホフマン×監督マイク・ニコルズと豪華(確かジュリア・ロバーツの産休明け久しぶりの映画出演だったような…そのせいか老けた印象…)。ジョージ・クライルのベストセラー小説が原作です。冷戦時代に実際にいたテキサス州選出の下院議員チャールズ・ウィルソン(トム・ハンクス)は酒好き、女好き。オフィスのスタッフはセクシーな女性ばかり、でもみんな有能。アシスタントのボニー(エイミー・アダムス)を従え、政治家としては熱い男です。ある日、ラスベガスの高級ホテルのスウィートでストリッパーと共にジャグジーに浸かりながら偶然、報道番組で「旧ソ連のアフガニスタン侵攻」のニュースを見たのがきっかけで「アフガニスタンの現状」に興味を持ちます。国防歳出小委員会がアフガニスタン支援の予算がたった500万ドルだということを知ると、委員会のメンバーであるチャールズは、予算を倍にします。そんなチャーリーの行動にテキサスで6番目の富豪の夫人で、反共産主義の活動家であるジョアン・ヘリング(ジュリア・ロバーツ)が気付き、自分の活動に引き入れます。「アフガニスタン救済」に燃えるチャールズの活動にCIAのガスト・アヴラコトス(フィリップ・シーモア・ホフマン)が加わり、CIA史上最大の「旧ソ連のアフガニスタン侵攻を食い止める」極秘作戦を実行します……。いっつも善人ばっかり演じている印象のトム・ハンクスが「酒と女好き」な男を演じているのにちょっと違和感、おまけにジュリア・ロバーツもあんまり魅力的に見えず、この役でアカデミー助演男優賞にノミネートされたフィリップ・シーモア・ホフマンだけは迫力ありました。私の好きなエイミー・アダムスとエミリー・ブラントって『サンシャイン・クリーニング』より前に共演作があったんだ!ということだけが、うれしい発見…。史実を知るという意味では観る価値の映画だと思いますが、それ意外では…。作戦成功の後、チャールズはガストのアドバイス通りアフガニスタンに学校を作る予算を委員会に訴えますが、通らず…。この時にアフターケアをしなかった事が、後の2001年9月11日に繋がる訳ですね。(2008年公開作品/原題 Charlie Wilson's War)

星は2つ。★★☆☆☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-03-12 23:57 | DRAMA
サラダボウルな街での人々の営み『ニューヨーク、アイラブユー』
b0181416_15481237.jpg

久しぶりにレディース・ディに映画を観に行って来ました。観たのは11人の監督が参加したアンサンブル映画『ニューヨーク、アイラブユー』。公開前から故アンソニー・ミンゲラ監督が参加するはずだったり、日本から岩井俊二監督が参加したり、スカーレット・ヨハンソンが監督した作品が出来の悪さからカットされたり、ナタリー・ポートマンが監督した作品があったりと何かと話題になってましたよね。ひとつひとつのストーリーに区切りが無く、「ニューヨークへの愛」が溢れた10のストーリーがひとつに紡がれていく様な映画。映画はチアン・ウェン監督の「スリの男性(ヘイデン・クリステンセン)と中年男性(アンディ・ガルシア)と不倫をしている女性(レイチェル・ビルソン)のお話」から始まり(こっから順番は覚えて無い…)、ミーラー・ナーイル監督の「敬虔なユダヤ教のダイヤモンド業者の女性(ナタリー・ポートマン)と取引先のジャイナ教徒の男性(イルファン・カーン)のお話」、岩井俊二監督の「アニメ音楽(『ゲド戦記』?)の作曲家(オーランド・ブルーム)とそのアニメ映画の監督のアシスタント(クリスティーナ・リッチ)のお話」、イヴァン・アタル監督の「コールガール(マギー・Q)とそうとは知らずに口説いちゃったマヌケな男(イーサン・ホーク)のお話」、ブレット・ラトナー監督の「プロム直前にGF(ブレイク・ライヴリー)に振られた男の子(アントン・イェルチン)と薬局の店主(ジェームズ・カーン)の娘(オリヴィア・サールビー)のお話」、アレン・ヒューズ監督の「バーで出会い一夜を共にした男(ブラッドレイ・クーパー)と女(ドレア・ド・マッテオ)のお話」、シェカール・カプール監督の「老ホテルマン(ジョン・ハート)がいるホテルに滞在する往年のオペラ歌手(ジュリー・クリスティ)とベルボーイ(シャイア・ラブーフ)のお話」、ナタリー・ポートマン監督の「黒人のダンサー(カルロス・アコスタ)とその娘のお話」、ファティ・アキン監督の「老画家(ウグル・ユーセル)と漢方店の娘(スー・チー)のお話」、再びイヴァン・アタル監督の「煙草を吸いにレストランを出た男(クリス・クーパー)と女(ロビン・ライト・ペン)のお話」、ジョシュア・マーストン監督の「老夫婦(クロリス・リーチマンとイーライ・ウォラック)のお話」をランディ・バルスマイヤー監督が「街の風景を撮影するビデオアーティスト(エミー・オハナ)のお話」で纏めています。あえて、映画を観る前にどのストーリーを誰が監督したのかを調べないで観ました。それでも一番、気に入ったのはやっぱり大好きなミーラー・ナーイル監督の切ないストーリー。後は、ファンタジー色の強いファティ・アキン監督のものやナタリー・ポートマン監督のもなかなかステキでした。出演者ではイヤラシ〜い男を演じたイーサン・ホークや、体が不自由なベルボーイを演じたシャイア・ラブーフ、薄幸そうな漢方店の娘を演じたスー・チーが印象的。でも一番印象的なのは、いくつもの顔を持つニューヨークの風景。本当にニューヨークって絵になる街!『Sex and the City』なんかで観るよりも、もっともっと多彩なニューヨークが楽しめます。ニューヨークに行きたーい!!(2009年公開作品/原題 New York, I Love You)

星は4つ。★★★★☆

※『Paris, je t'aime』『New York, I Love You』ときての続編は、『東京、愛してるよ』ではなく『上海、我愛你』らしいです。残念。

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-03-11 15:57 | DRAMA
人生いろいろ『幸せになるためのイタリア語講座』
b0181416_2191714.jpg

第51回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、アメリカでも大ヒットしたらしい女流監督ロネ・シェルフィグの『幸せになるためのイタリア語講座』を観ました。タイトルだけは知っていたこのデンマークの映画、うわさ通りのステキな映画でした。デンマーク語の映画を観たのは初めてかも。デンマークのある町に新任牧師としてやってきたアンドレアス(アンダース・W・ベアデルセン)、アンドレアスが滞在したホテルで働くヨーゲン(ピーター・ガンツェラー)、ヨーゲンの友人のレストラン支配人のフィン(ラース・コールンド)、そのレストランで働くイタリア人のジュリア(サラ・インドリオ・イェンセン)、フィンがヘアカットに行った美容院を経営するカーレン(アン・エレオノーラ・ヨーゲンセン)、パン屋で働く何をやっても上手く出来ないオリンピア(アネッテ・ストゥーベルベック)など、みんな孤独で、人には言えない悩みを抱えた男女が、市が運営している「イタリア語講座」で出会い、ベニスに旅行に行き、小さな幸せを見つけます。最愛の人に先立たれる、親と上手くいかない、親を亡くす、リストラされる、何をやっても上手くいかない、好きな人が振り向いてくれない…など、誰もが抱えうる悩み。何で自分だけ…?って思いがちだけれど、自分だけじゃ無いんだよね。って気づかせてくれて、ちょっとの勇気で人生は何か変わるかも。と思わせてくれるおはなし。時に”手ぶれ”や雑に感じるシーンの”つなぎ目”、見にくいとも言えるカメラワークがかえってリアルな感じに。派手なストーリー展開も、場を盛り上げる音楽も一切ナシなのに、観終わった後には”ほんわか”暖かくなります。ロネ・シェルフィグ監督、Grazie mille !(2004年公開作品/原題 Italiensk for begyndere)

星は4つ。★★★★☆

にほんブログ村 映画ブログへ
[PR]
by aiko_kiz | 2010-03-02 23:08 | DRAMA



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
★ILLUSTRATION 
ACTION
ANIMATION
BOOK
CRIME
COMEDY
DOCUMENTARY
DRAMA
etc...
FANTASY
HORROR
MONTY PYTHON
MUSICAL
ROMANCE
SF
SUSPENSE
TITLE SEQUENCE
WAR
WESTERN
ZOMBIE&VAMPIRE
以前の記事
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2001年 01月
検索
ブログパーツ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧