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カテゴリ:DRAMA( 91 )
2010年、初泣き!『素晴らしき哉、人生!』
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クリスマスはとっくに終わっちゃって新しい年も明けていますが『素晴らしき哉、人生!』を[カラーライズ版]で鑑賞。「Moviefone」が選んだ【Best Christmas Movies: The Top 25 of All Time】の2位にも選ばれていますが、AFIが選ぶ「感動の映画ベスト100」でも1位に、「偉大なアメリカ映画ベスト100」では20位に(98年度のランキングでは11位でしたが…)なっているステキな映画。公開当時はちっとも評価されていなかった様ですが、ステキな「クリスマスの奇跡」なお話。長身のジェームズ・ステュアートの飄々とした感じがいい味を出しています。建築家の夢、大学進学、世界一周旅行の夢を諦め、父親の急死により、父親が経営していた低所得者向けの「住宅金融」の会社の後を継いだジョージ・ベイリー(ジェームズ・ステュアート)。若く、野心に溢れ、才能のある若者でしたが、彼は父親の為、弟の為、そして町のみんなの為…と、自分の人生を犠牲にして来ました。町を牛耳る資産家ミスター・ポッター(ライオネル・バリモア)の度重なる妨害にも屈せず、何度も会社の危機を乗り越えて来たジョージですが、ある雪のクリスマスの日、払わなければいけない現金800ドルを無くした為に、遂に「最大の危機」を迎えてしまいます。失意の中、愛する妻と4人の子供を残し、橋から川へ投身自殺することを考えたその時、ジョージより先に知らない男が川に飛び込みます。慌てて、その男を助けたジョージでしたが、男が川に飛び込んだ理由はジョージの自殺を阻止すること。そして、自分を「ジョージの守護天使」のクラランス(ヘンリー・トラヴァース)なんだとだといいます。クラランスの言うことは信じられず、「自分なんて生まれなければよかった」と言うジョージに、クラランスは「ジョージの生まれなかった世界」を見せます…。かなり道徳的なストーリーなんですが、それが説教くさくならないのはパラレルワールドを用いた展開やあんまり宗教臭い要素が無いからかな…。今まで他人のために頑張ってきたジョージは「自分の居ない世界」を見たことによって自分の存在価値を再確認し、今までの「善行」によって救われるハッピーエンド。観終わった後に、まさしく「素晴らしき哉、人生!」と思える映画です。新年早々、「徳を積む」ことの大事さを痛感しました。毎日を大事に生きましょう。Remember no man is failure who has friends.(1954年公開作品/原題 It's a Wonderful Life)

星は5つ。★★★★★

P.S. ベルの音は天使が翼をもらえた合図なんだって。

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by aiko_kiz | 2010-01-05 21:58 | DRAMA
頑固じいさんとアジア少年『グラン・トリノ』
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クリント・イーストウッドの監督29作目『グラン・トリノ』。79歳になってもまだ現役バリバリのクリント・イーストウッドがカッコいい!自身も朝鮮戦争中に招集された経験を持つクリント・イーストウッドが、朝鮮戦争の(いっぱい人を殺した過去を持つ)帰還兵である人種差別者の頑固じいさんを演じています。妻に先立たれ、ひとり寂しく暮らす事になったウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)。人種差別者で頑固、おまけに口が悪いじいさん。そんなウォルトなので、2人の息子とは埋めがたい溝があり、自慢のクラシックカー「グラン・トリノ」を磨き、愛犬デイジーとそれを眺めながらビールを飲む生活を送っていました。ウォルトの最近の不満は近所に移民が増えたこと。家の手入れもせず、芝生を枯らす隣のモン族の一家のことも不満に思っていました。しかし、ある日、隣の家の少年タオ(ビー・ヴァン)をモン族のギャンググループから助けたために(ウォルトは自分の敷地内に他人が入って欲しくなかっただけなのだけれど)、タオの姉スー(アーニー・ハー)らタオ族の人たちから感謝されることに。そして、スーを通し隣人との交流を持つ事になり、そして起こったある出来事をきっかけにタオとは特別な師弟関係が生まれます……。愛する妻に先立たれた頑固じいさんがアジア系の少年との心の交流を描いたストーリー…なんだか観ている間中、この間観た『カールじいさんの空飛ぶ家』との共通点を感じずにいられませんでした。カールじいさんは、ウォルトじいさんほど人種差別者でも口が悪くもありませんが、「体は多少不自由になったけどまだまだ若いもんには負けない」じいさんが、妻に先立たれて一人寂しい老後に過去のことで心休まらずにいたところに出会ったアジア系の少年との交流を通して、自分の生き方を見つめ直す…という共通点が。カールじいさんよりも、ウォルトじいさんの方が過酷な人生を背負っていた分、最後の「落とし前のつけ方」は気高い男っぷり。ウォルトじいさん、かなりカッコいいです。どちらも、じいさんがステキなお気に入りの映画。それにしても79歳にして精力的に映画を撮り続ける、ガンバルじいさんクリント・イーストウッドはスゴイ! そんなイーストウッド監督の最新作は『Invictus(原題)』。モーガン・フリーマンがネルソン・マンデラ大統領を演じ、1995年に南アフリカで開催されたラグビー・ワールドカップのお話。日本では2010年2月25日公開です。今までちっともクリント・イーストウッドには興味が無かったのですが、今年の後半は『ダーティハリー』や『マディソン郡の橋』に続いて『グラン・トリノ』を鑑賞し、今更ながらそのカッコ良さにシビレております…。(2009年公開作品/原題 Gran Torino)

星は5つ。★★★★★

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by aiko_kiz | 2009-12-31 04:11 | DRAMA
アル中ダメ夫か?若い傲慢男か?『喝采』
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この時期になると歌声を聴く機会が増えるビング・クロスビーとグレイス・ケリーの共演作『喝采』。グレイス・ケリーが第27回アカデミー主演女優賞を受賞した作品です。そして衣装はイーディス・ヘッド!でも、この映画でグレイス・ケリーは地味にアル中の夫を支える薄幸な妻役。目の下のクマがなんだか新鮮です。なので、あんまり目の保養になるようなステキな衣装は出てきません。かつては大人気のミュージカル・スターだったフランク・エルジン(ビング・クロスビー)は自分の不注意で息子を亡くし、それからすっかり酒浸りに。そんな夫を健気に支え続ける妻のジョージー(グレイス・ケリー)。そんな落ちぶれたフランクの再起を狙うミュージカルの若き演出家バーニー(ウィリアム・ホールデン)は、周りの反対を押し切って新しいミュージカルの主役にフランクを抜擢。しかし、フランクは練習ではセリフの覚えも悪くイマイチ。その理由を支配的な妻ジョージーのせいだとバーニーに話しますが…。女の私から観れば、何だか男のイヤな部分がオンパレードなこの作品。嘘つきで、自分の弱さを酒で紛らわし、人に忘れ去られる事に恐怖を抱き自殺未遂まで起こすフランク。そして、傲慢な態度で「フランクをコントロールするな」と散々罵っておきながら、いきなり「君に強く当たったのは、君との距離を保つためだった(みたいなこと)」とか言っちゃってジョージーにキスするバーニー…。確かにこの3人の演技力はすばらしいとは思いますが(ビング・クロスビーもアカデミー主演男優賞にノミネート)、ストーリーは……。ジョージーはどっちの男を選んでも幸せにはなれなそう。主演の3人はこの映画の撮影時に、本当に三角関係状態だったとか。ビング・クロスビーは求婚までしていたのに、グレースは既婚者のウィリアム・ホールデンの元へ…。2人は本当に結婚まで考えていたようですが、関係がゴシップ誌にバレてしまいパパラッチの餌食となって破局したみたいです。グレイス・ケリーって勝手にクリーンなイメージを持っていましたが、結構やるんですね。劇中、バーニーの「(女は)最初はジュリエット、最後はマクベス夫人」というセリフが印象的でした。まぁ、マクベス夫人とまでは行かないけれど、女性には確かにそういう面もあるかも…。(1955年公開作品/原題 The Country Girl )

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2009-12-14 23:07 | DRAMA
庭の木と共に崩れる人間関係『マーゴット・ウェディング』
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ニコール・キッドマンと“私の大好きな”ジャック・ブラックという日本でもそこそこ集客力がありそうな2人の俳優が出演しているにも関わらず、意外にも日本未公開作品の『マーゴット・ウェディング』(この映画のタイトルも未公開映画にありがちな「どうでもいい感」がいっぱいです)。観て納得。ちょっと難解すぎます。主人公は妹ポーリン(ジェニファー・ジェイソン・リー)の結婚式のために、思春期の息子クロード(ゼイン・パイス)と共に実家へ帰った作家のマーゴット(ニコール・キッドマン)。しかし、小説のネタにポーリンの私生活をした事で、初めの結婚生活が破綻した過去があり姉妹の仲は険悪。それでも、素直に自分の結婚式に姉が来てくれた事でポーリンは喜びますが、マーゴットの思惑は他のところにありました。マーゴットはポーリンの結婚相手である無職のマルコム(ジャック・ブラック)も気に入らず(というか、マーゴットは何もかもが気に入らない)、姉妹は顔を合わせればチクチクと嫌みの応酬。おまけにマーゴットが来る前から、庭の木の事で険悪だった隣家との争いにもマーゴットは油を注ぎ悪化させます。妊娠してる事を娘イングリッド(フローラ・クロス)にも隠している妹ポーリン、仕事仲間のディック(シアラン・ハインズ)と浮気し、夫ジム(ジョン・タートゥーロ)と離婚の話しが進んでいる事を隠しているマーゴット。問題の多い姉妹のおはなし…。『イン・ハー・シューズ』を観た時は「姉妹っていいなぁ」と思ったけど、これみた後は「姉妹なんてまっぴら」と思いました。この映画の監督はノア・バームバック。ポーリンを演じたジェニファー・ジェイソン・リーの夫です。ウェス・アンダーソンの『ライフ・アクアティック』では脚本を『イカとクジラ』では監督と脚本を、この作品でも監督と脚本を手がけています。前出の2作品は評判がいい映画だったような気がしたなので、期待して観ましたが…。うーん。とにかく、マーゴットのギスギス女っぷりは観ていられません。特に元からニコール・キッドマンがあんまり好きじゃないので…(この映画でもガンバッテはいるんですが)。『恋におちたシェイクスピア』を観た時も思ったのですが、あんまり好きじゃない女優が、あんまり好きになれない役をやってる映画は、やっぱりあんまり楽しめないみたいです。“大好きな”ジャック・ブラックを持ってしてもダメだった…(ジャックのダメっぷりは相変わらず良かったんだけどね)。(2007年米公開作品-日本未公開/原題 Margot at the Wedding)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2009-12-09 22:15 | DRAMA
日陰から這い出たかった男『陽のあたる場所』
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実際にあった事件をもとにした、シオドア・ドライサーの小説「アメリカの悲劇」の映画化『陽のあたる場所』。「エリザベス・テイラーの映画ってちゃんと観たことないなぁ」程度で鑑賞。ホテルで働いていた時に偶然会った伯父のチャールズ(ハーバート・ヘイス)に誘われて、女性向け水着メーカーのイーストマン社で働くことになったジョージ(モンゴメリー・クリフト)。貧しく宗教活動に熱心な母親の元で育ち、学歴は無いが野心のある若者です。熱心に働き、イーストマン社の社長であるチャールズにも目をかけてもらえるように。そして、そこで初めて「お金持ちの世界」を垣間みることになります。ジョージはイーストマン家で見かけた社交界の花のアンジェラ(エリザベス・テイラー)に一目で夢中に。しかし住む世界の違う2人は接点もありません。そんなジョージは社内恋愛は禁じられているにもかかわらず、同僚のアリス(シェリー・ウィンタース)と交際を始めます。アリスと付き合いながらも、あるきっかけでジョージはアンジェラと急速に接近、お互い愛し合うように。そんな時にアリスの妊娠が発覚し……。この手のストーリーを観ると「避妊しとけばよかったのにねぇ」とツイツイ思ってしまいます(ヤボな話しですけど)。「陽のあたる場所」を夢見て「日陰」から這い上がろうと努力したのに、もう少しのところで躓くという教訓じみたお話。モンゴメリー・クリフトの顔はちっとも好きにはなれないのですが、撮影時にはまだ10代だったと思われるエリザベス・テイラーが愛らしい。たとえお金持ちじゃなくても、あんな無邪気なエリザベス・テイラーみたいな女の子に好かれたら、男が踏み外してしまうのも納得。そんなエリザベス・テイラーを引き立てる、お嬢様らしいステキな衣装の数々はイーディス・ヘッド! 胸元に白い小花がたくさんついた黒いドレスにはうっとり(でもやっぱりイーディスの衣装はカラーで観たい!)。それに対して薄幸なアリスは意地悪なほど地味です。獄中のジョージを訪ねたアンジェラの言う「私たち、さよならを言う為に出会ったのね」というセリフにグッときました。そういう出会いって男女間にはありますよね。(1952年公開作品/原題 A Place in the Sun)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-11-30 18:31 | DRAMA
親子か否か?ステキなコンビ『ペーパー・ムーン』
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父親のライアン・オニールと共演し、小生意気な女の子をノビノビと演じたテイタム・オニールが史上最年少で第46回アカデミー助演女優賞を受賞した(未だに破られていない)『ペーパー・ムーン』。最近ではコカインで逮捕などのゴシップでしか見かけないちょっと残念なテイタム・オニールですが、9歳の時の彼女はとにかくキュートです。白黒映画なので、もっと古い映画かと思っていましたが、大恐慌の時代のお話なので、あえて白黒で撮ったみたいです。交通事故で亡くなった元恋人の葬式に現れたモーゼ(ライアン・オニール)。そこには元恋人の一人娘アディ(テイタム・オニール)が。母子家庭だったので、身よりはミズーリ州に住むおばさんだけ。ひょんなことから、モーゼはアディをそのおばさんの家まで車で送り届ける事になります。実はモーゼは口先の上手い詐欺師。新聞の死亡欄で未亡人に狙いをつけ「生前、ご主人があなたの為に注文した名前入の聖書です」と未亡人に聖書を高い値段で売りつけています。子供嫌いのモーゼはアディをさっさと汽車でおばさん元に届けようとしますが、賢いアディはそうはさせず、2人は車でおばさんの家へと向かうことに。聖書販売詐欺で向かった家でのモーゼのピンチをアビィの機転で上手くすり抜けた事によって、2人の間に仲間意識が生まれ始めます。そして2人で組んで稼ぐことに。「あごが同じ」だから自分のパパではないかと疑うアビィに「絶対違う」と言い張るモーゼ。どこか憎めない子供っぽさを持ったモーゼと、タバコを噴かし大人びたことを言うアディ。この2人のコンビのやりとりが微笑ましくてカワイイです。でもやっぱりアディは子供、道中で一緒に旅する事になるサーカスのダンサー、トリクシィ(マデリーン・カーン/なぜかBone Structureにこだわる。笑)に対する子供らしい嫉妬や、ママに憧れる姿は子供らしくてキュンとさせられます。血の繋がりなんかよりも、もっと大切な絆を選んだ2人(まぁ、どう見ても顔がソックリなので親子にしか見えないけど)。軽快なジャズにのせて広大な大地に小さくなって行くおんぼろトラック…のラストシーンもステキです。ちなみにこの映画はTVシリーズ化もされたみたいです。TVシリーズでモーゼスを演じたのがクリストファー・コネリー、アディを演じたのがジョディ・フォスター(この2人のあごは同じじゃないですね)。(1974年公開作品/原題 Paper Moon)

星は4つ。★★★★☆

※テイタム・オニールの第46回アカデミー助演女優賞を受賞した時のようす>>
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by aiko_kiz | 2009-11-26 23:25 | DRAMA
自由な妹、堅物な姉『イン・ハー・シューズ』
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キャメロン・ディアスとトニ・コレットが姉妹を演じた『イン・ハー・シューズ』。この2人の女優もチャーミングですが、祖母を演じたシャーリー・マクレーンには敵わない。いくつになっても、さすがなシャーリー・マクレーンがステキです。女性向け共感型ストーリー。原作は女性に高く支持される作家ジェニファー・ウェイナー(彼女の小説「グッド・イン・ベッド」や「リトル・アースクウェイク 」も映画化されるって話、なかったっけ?)。自由奔放に生き、トラブルメーカーでおまけに無職なマギー(キャメロン・ディアス)。今日も同窓会で酔いつぶれ、姉のローズ(トニ・コレット)に迎えにきてもらう始末。ローズはマギーと対照的にキャリア志向の弁護士。朝から晩まで働き詰め。ストレスが溜まると、履きもしない高価なシューズを購入し発散。なのでローズのクローゼットはシューズで一杯です。同窓会から酔いつぶれて実家に帰ったマギーは義母とケンカし実家を追い出され、ローズのアパートへ転がり込みます。マギーはローズのアパートメントでもやり放題。おまけにマギーは「姉のBFを寝取る」という姉妹間での最大のタブーを犯し、ローズにも追い出されます。そんな行く当ての無くなったマギーが向かったのが、最近その存在を知る事になった祖母エラ(シャーリー・マクレーン)の住むマイアミの老人施設。そこでマギーは自分を見つめ直します。そして、大親友でもあるマギーを追い出してしまったローズも自分を見つめ直す事に…。女性のタイプを大きく2つ分けたらマギーかローズになるのでは?(ちょっと言い過ぎ?)という2人の姉妹が主人公。そして、その姉妹と祖母という女性3人の心の成長を描いたお話なので「女性ならどこかで必ず共感できる部分がある」と言い切ってしまえます(たぶん)。恵まれたルックスを持ちながらも難読症(アメリカでは人口の1割がこの学習障害を抱えているらしいです)を抱え、そのせいで定職に就けないマギーと、賢く努力家ながらも、仕事に依存し自分らしい人生を送ってこなかったローズ。対照的ですが、母親が自殺するという暗い過去を持ち、固い絆で結ばれている姉妹。そして娘に先立たれた祖母。いろいろありながらも前向きに生きる女性3人と元気な爺ちゃん婆ちゃんたちに、観終わった後は爽快な気分に。キャメロン・ディアスとトニ・コレットは実年齢では同い年。2人とも1972年生まれ。厳密には、妹を演じたキャメロンの方が2ヶ月ちょっとお姉さんです。それから気になったのが、マギーが誘拐(?)してきたキュートな雑種犬のルーファス!ちょっと胴が長めだから、パグとスムースのダックスフントか何かの雑種かな。(2005年公開作品/原題 In Her Shoes)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-11-26 00:16 | DRAMA
野心的な資本主義者の息子と好色的な社会主義者の父『みなさん、さようなら』
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車椅子で湖畔に佇むひとりの男性…の日本版のポスターが印象的で観たいとずっと思っていた『みなさん、さようなら』。2003年の第76回アカデミー外国語映画賞を受賞した作品です。余命短い末期ガン(?)の父親と息子の涙の和解の物語…。と、思っていたのですが、カナダ版のポスター見つけてビックリ。涙はどこに?この映画は1986年の『アメリカ帝国の滅亡』という映画の続編。この『アメリカ帝国の滅亡』という映画のことはちっとも知らなかったのですが、湖畔の別荘を舞台に男女がセックス談義に花を咲かせるというお話…。なので、この映画もただのお涙頂戴映画ではありませんでした(原題は『蛮族の侵略』の意だとか…邦題と全然違う)。ロンドンの銀行でディーラーとしてバリバリ働くセバスチャン(ステファン・ルソー)は、母親のルイーズ(ドロテ・ベリマン)から入院中の父親のレミ(レミ・ジラール)の状態が良くないので、実家であるカナダのモントリオールに戻って来て欲しいと頼まれます。しかたなく、婚約者のガエル(マリナ・ハンズ)と一緒に故郷へ。でも、大人になってからのセバスチャンは好き勝手に生きて来たレミと会うたびにケンカばかり。今回も父親の為に医療設備の整ったアメリカの病院に転院させようとしますが、レミは廊下まで患者が溢れるこの公立病院がいいと言い張り、大ゲンカ。しかし、残り少ない父親の人生を豊かにする為に金に物を言わせていろんな事を実行に移します。そして、遠方からやって来る旧友たち…。この友人たちが個性的で、彼らとの会話が本当に面白い。レミの女好きもここまで来ると、なぜかかわいく思えます。9.11も物語に絡み、歴史学を教えるレミの台詞も印象的。最後に友人や家族と過ごす湖畔の別荘での時間(この別荘が前作の舞台なのかな?)…。もしも、ステキな死に方ランキングというものがあったらレミの最期はTop10入りするのでは? みんなに囲まれ「さようなら」を言えて迎えるレミの最期に涙涙涙。でも、泣けるだけじゃない味わい深い映画。機会があったら『アメリカ帝国の滅亡』も観てみよう。(2004年公開作品/原題 Les Invasions barbares)

星は4つ。★★★★☆
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by aiko_kiz | 2009-11-15 23:00 | DRAMA
キャンバスとジャルダンの友情『画家と庭師とカンパーニュ』
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美しいフランスのカンパーニュ(田舎)を舞台に描かれる老年期にさしかかった男性2人の友情を描いた『画家と庭師とカンパーニュ』。美しいお話です。友だちが「泣けた」と言っていたのを思い出してテッシュペーパーを横に鑑賞。画家であるアンリ・クエコの小説を基にジャン・ベッケル監督が映画化しました。田舎にある実家に戻って来た画家(ダニエル・オートゥイユ)。パリで成功するも妻からは離婚を言い渡され、その喧噪から逃れる為に故郷に戻って来ました。荒れた庭に家庭菜園を作ろうと新聞に庭師募集の広告を出し、それを見てやって来た庭師(ジャン=ピエール・ダルッサン)は小学校の幼なじみでした。薬剤師の家庭で育ち、家業を継ぐ事を拒んで画家になり成功した男。かたや、ブルーカラーの家庭で育ち、庭師になりたいという夢を持ちながらも義務教育を終えると国鉄に入社して肉体労働に従事した庭師。この2人の穏やかな会話と美しい田舎の風景で綴られる穏やかな時間。フランスの田舎は本当に美しくて、それだけで「画」になります。生きて来た道は違えど、友情を育む男2人。お互いにキャンバスとジャルダン(庭)と呼び合うようになります。自分勝手に生きて来た画家は、小さな幸せを大事に慎ましやかに生きて来た庭師の言葉に影響され始めます。たぶん、20年前に出会っていたら、この2人はこんな親友にはなれなかったのでは? 人生の折り返し地点を過ぎた今だからこそ生まれた友情。人生の後半に、こんな友情を育める友人が出来たら幸せですね。庭師のおかげで自分を取り戻した画家が開催するラストの個展のシーンが感動的。涙。(2008年公開作品/原題 Dialogue avec mon jardinier)

星は5つ。★★★★★
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by aiko_kiz | 2009-11-10 23:16 | DRAMA
「結婚」=「女の幸せ」と信じられていたころ『モナリザ・スマイル』
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1950年代の名門女子大学を描いた『モナリザ・スマイル』。この頃の女性のファッションにはとても興味があるので、それだけでも楽しく観られました。リベラルな新人教師と保守的な女子学生のファッションの対比も面白い。教壇以外ではボサボサなヘアスタイルに、ザックリとしたニットのカーディガン、パンツ、刺繍入のチュニック、ベレー帽…といった新人教師のスタイルに対して、生徒たちはいつでも優雅にウェーブしたヘアスタイルに、パールのネックレス、Aラインのスカートにカーディガン…といった具合。主人公はカリフォルニアから東部の名門女子大学であるウェルズリー大学に美術史の教師としてやってきたキャサリン(ジュリア・ロバーツ)。高い志を胸にこの大学へやって来ましたが、頭はいいのに教科書を丸暗記する事しかしない生徒たちに手を焼き、あまりにも保守的過ぎる校風に苦労します。しかし、彼女の努力で生徒たちは自分の頭で考えることをし始め、教師としての評価も高かまっていきます…。この映画の舞台は1950年代、女性は「結婚する」ことだけが「幸せの道」だと信じられており、女性の社会進出なんてまだまだ先だった時代。そんな今とは時代は違えど、悩みは変わらない女性が沢山登場します。「家庭と仕事」の両立は可能だと信じており、自分の信念と生きる教師キャサリン→だから30歳を過ぎても独身。捨てられた男性を忘れられずに、未婚のままでいるマナーの教師ナンシー(マーシャ・ゲイ・ハーディン)→周りには「婚約者は戦死した」と言っている。母親と同じ道を行けば幸せになれると固く信じていたベティー(キルスティン・ダンスト)→結婚したものの夫に浮気される。イェールの法学部に合格したのに迷うジョーン(ジュリア・スタイルズ)→結局、結婚して家庭を取る。別れた教授が忘れられないジゼル(マギー・ギレンホール)→妻子ある男性と付き合う。自分に自身が持てないコニー(ジニファー・グッドウィン)→友達の言うことに振り回されて、BFを振る羽目に。などなど、女性なら誰かに共感できるのでは? キルスティン・ダンストのお固い優等生のベティーやマギー・ギレンホールの痛々しい自虐的なジゼルが印象的でした。この映画には地味に『THE 4400 -フォーティ・フォー・ハンドレッド』のローラ・アレンや『お買い物中毒な私!』のクリステン・リッターも出演しています。(2004年公開作品/原題 Mona Lisa Smile)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-11-04 23:57 | DRAMA



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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