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大自然の中のドラッグ・クィーンとピンクのバス『プリシラ』
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雄大なオーストラリアの自然を背景にした3人のドラッグ・クィーンのロードムービー『プリシラ』。何度見ても心温まる大好きな映画です。公開されてから14年も経つのに再度観ても、ちっとも色褪せていない事にびっくりしました。ドラッグクィーンを演じるのは、最近ではすっかりハリウッドスターになってしまった3人。テレンス・“バローラム最高議長”・スタンプ演じる年長者のバーナデット、ヒューゴ・“エージェント・スミス”・ウィーヴィング演じる女性と結婚し子供がいることを隠しているミッチ、ガイ・“メメント”・ピアース演じる一番年下の問題児アダム。地方公演の為、シドニーからオーストラリア大陸の真ん中の田舎町アリススプリングスへバスで向かう珍道中。心ない人たちから罵られたり、暴力を受けたり、アボリジニーの人たちとの交流があったり、心優しい車整備士との出会いがあったり…、泣いても笑っても自分を偽らず、正直に前向きに生きる3人の姿勢には元気づけられます。この映画の魅力はこのドラッグ・クィーンを演じた3人の俳優の演技もさることながら、やっぱりオーストラリアの大自然とド派手なコスチューム。広大な砂漠、夕陽、オアシス、キングス・キャニオンを背景に、スパンコールやフェザーやラメでキラキラ・ヒラヒラするド派手なコスチュームにド派手なウィッグ、ド派手なメイク! コスチュームのモチーフも花にダチョウにエリマキトカゲにマリー・アントワネット(最後はオペラハウスに!)など盛りだくさん。そんなコスチュームで歌って踊る彼らの「ショー」も楽しみの一つです(アボリジニーのキャンプでグロリア・ゲイナーの「I Will Survive」で踊るシーンが一番好き)。ミッチが着ていたビーチサンダルのドレスとバッグは忘れられません。そんな印象的な沢山のコスチュームで、衣装デザイナーのリジー・ガーディナーはこの映画でアカデミー衣裳デザイン賞を受賞。オスカーの授賞式にはアメックスのゴールドカードで作ったドレスを着て登場して話題になりました。笑い、ほろっとさせられ、エンドロールには「THIS SPACE AVAILABLE YOUR NAME HERE」の文字。その後のおまけも楽しい。始めから終わりまで「愛」がいっぱい詰まった映画です。それにしてもプリシラ・バスと同時期に出発した、リヤカーみたいのを引きながら走って大陸横断を目指していた女性は無事にゴール出来たのかな。(1995年公開作品/原題 The Adventures Of Priscilla, Queen Of The Desert)

星は4つ。★★★★☆
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by aiko_kiz | 2009-07-30 15:43 | DRAMA
サイバーテロ V.S. ハト時計『ダイ・ハード 4.0』
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ダイ・ハード 3』から12年、帰って来たマクレーン刑事『ダイ・ハード 4.0』。髪の毛は少なくなりましたが、ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)はまだまだ健在です。FBIの要請で、ブラックリストに載っているハッカー、マシュー・ファレル(ジャスティン・ロング)を捕まえて引き渡すだけだったのに、またしても「やっかいな事」に巻き込まれる羽目になったジョン・マクレーン。今回はアメリカ国家を揺るがす壮大なサイバーテロです。ローテクなジョン・マクレーンと、サイバーテロリストのボスの元国防総省のプログラマー、トーマス・ガブリエル(ティモシー・オリファント)の対比が面白い。ガブリエルに「おまえなんかデジタル時代のハト時計だ」とジョン・マクレーンはバカにされますが、デジタル時代になっても無くならない「ハト時計」、愛好家もコレクターもいるし、無くならないことには意味があるんです。たぶん。デジタルおたくのジャスティン・ロング(ドリュー・バリモアとはまた寄りを戻しましたよね?)もイイ感じです。「ぼやき」ながらも仕事をやり抜き、どんなことがあっても絶対死なないジョン・マクレーン…、この「安心感」がいいのかも知れません。「そりゃ、ないでしょ〜」と、派手なシーンに笑っちゃう所も多数ありますが、やっぱり楽しめる娯楽作品。ブルース・ウィリスも今年で54歳、ハリソン・フォードは66歳で再度インディ・ジョーンズを演じたのだから、まだまだがんばれそう。あるか?続編。(2007年公開作品/原題 Die Hard 4.0 / Live Free or Die Hard)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-07-29 23:34 | ACTION
シャネル・シャネル・シャネル!
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今年はCHANELの創業100周年! この夏から来年にかけて、3本の「ココ・シャネル」映画が公開されます。1本目はシャーリー・マクレーンが現在のココを、バーボラ・ボブローヴァを若き日ののココを演じ、1954年に15年ぶりにコレクションを発表したが酷評されたことで過去を振り返るストーリー、クリスチャン・デュゲイ監督作『ココ・シャネル』(2009年8月8日公開)。2本目はオドレイ・トトゥがココを演じ、今や伝説となった「ココ・シャネル」の若き日を中心に描いたストーリー、アンヌ・フォンテーヌ監督作『ココ・アヴァン・シャネル』(2009年9月18日公開)。そして唯一、シャネルのお墨付きなのがアナ・ムグラリスがココを演じ、カール・ラガーフェルドがコスチュームを担当、ココとバレエ音楽を多く手がけた作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーとのロマンスを中心に描いたストーリー、ヤン・クーネン監督『Coco Chanel & Igor Stravinsky』(2010年陽春公開予定)。どの作品もココ・シャネルのスタイル、数々の「CHANEL」のアイテム、パリの古い町並みや華やかな社交界も見所になっているはず。レディースデーに必ず観に行こう。そういえば、「ココ・シャネル」を題材にした映画はダニエル・トンプソンも監督するという話しを聞いた事があったのですが、どうなったんでしょうかね??
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by aiko_kiz | 2009-07-29 14:21 | etc...
どんなモノでも何かの役に立っている『道』
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フェデリコ・フェリーニ監督作『』。実はフェリーニ監督作品は『甘い生活』しか観ていません。『甘い生活』ではラストシーンの「浜辺に打ち上げられたエイみたいなものは、いったい何なの?」と頭を悩ませました。難解…。なのでホントはちょっと苦手です、フェリーニ監督作…。でも、映画史に残る名作と名高い映画なので観てみました。父親不在の女性ばかりの貧しい一家の元を訪ねて来た旅芸人のザンパノ(アンソニー・クイン)。ザンパノにアシスタントとして売られたその一家の娘ローザが亡くなった為に、今度は代わりにローザの妹、ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)が1万リラでザンパノに売られます。女癖と酒癖が悪く粗野で乱暴もののザンパノに渋々ついて行くジェルソミーナ。器量は良く無いけど心の優しい女性です。「体に巻き付けた鎖を胸の筋肉で切る」という芸を持つザンパノに、いろいろと仕込まれジェルソミーナも芸人として、人間として成長して行きます。自分の境遇を受け入れ、素直にザンパノに着いて行くジェルソミーナが健気。ザンパノとなんとか分かり合おうとするも、撥ね付けられるジェルソミーナ。「自分は何の価値もない人間だ」と落ち込むジェルソミーナを、合流したサーカス団の団員の綱渡り芸人(リチャード・ベイスハート)が励まします「どんなモノでも何かの役に立っている」。愚かなザンパノの行為によりジェルソミーナの心は壊れ、ザンパノに捨てられる事に…。ラストシーンのビーチで泣き崩れるザンパノに切なくなりました。この映画にハッピーな人は誰も出て来ません。人間の愚かさや孤独を見せつけられ、考えさせられる、深いけれど暗いお話。でも、象徴しているものは分かるけど、正直言ってジェルソミーナってあんまり好きにはなれません。(1957年公開作品/原題 La Strada)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-07-29 00:32 | DRAMA
4号室の悪夢『モーテル』
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「お約束」づくしなホラー映画『モーテル』。渋滞を避ける為、高速を降りて全く土地勘の無い田舎道を車で走るディヴィッド(ルーク・ウィルソン)と妻のエイミー(ケイト・ベッキンセイル)。息子を事故で亡くしてから諍いが絶えず、離婚することになっている夫婦です。道に迷った上、車が故障してしまい、仕方が無くモーテルに泊まる事に…しかし、そのモーテルは宿泊客を「狩る」快楽殺人犯がいる恐怖のモーテルだったのでした。不気味なフロント係のメイソン(フランク・ホエーリー)は、部屋中に隠してあるカメラでその様子を録画、その「スナッフ・ムービー」を販売しています。レトロで寂れたモーテルでの攻防戦。「どんでん返し」もいい意味での「裏切り」もありません。ドキドキさせられつつも「お約束」通りに話しが進むクラシックなホラーサスペンス映画。でも、そんな中にも「キラッ」と光る監督のセンスとこだわりが感じられます。タイポグラフィが美しいアニメーションのオープニングタイトル(最後に文字が集まりナンバープレートになるところが洒落ています)や鏡を効果的に使ったアングル(特に車のバックミラーを使ったシーンは印象的です)など85分の中にテンポよく、いろんなものが詰まっています。この映画の監督はニームロッド・アンタル。日本ではあまり知名度の無い監督だと思うのですが、アメリカでは9月から公開される『Armored(原題)』がとても評判がいいらしいです。『Armored(原題)』はマット・ディロン、ジャン・レノ、ローレンス・フィッシュバーン、マイロ・ヴィンティミリア(ドラマ「HEROES/ヒーローズ」のピーター)が出演する、現金輸送車のガードマンが自分たちの運ぶ現金を強奪する計画を立てる犯罪映画。この映画を観たロバート・ロドリゲスに気に入られ、『プレデター』のリメイク版『Predators(原題)』の監督をすることも決定しています(ロバート・ロドリゲスはこの映画のプロデューサー)。ニームロッド・アンタル監督、これから注目みたいです。(2007年公開作品/原題 Vacancy)

星は2つ。★★☆☆☆

『Armored』のTrailerはこちら>>
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by aiko_kiz | 2009-07-28 15:08 | HORROR
ティム・バートン監督『不思議の国のアリス』のTrailer
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今、一番公開が楽しみなティム・バートン監督『不思議の国のアリス』のTrailerが公開されました。額縁や壁掛け時計がたくさん飾られた穴へアリスが落ちて行く…、アニメとは違い「Drink me」のボトルを飲んでもドレスはそのままでアリスの体だけ小さくなる…、口が裂けるほどニカッとしたチェシャー・キャット、毒々しいキノコの森など、ステキな世界観!!これを観ただけで、期待で胸が膨らみます。わくわく。

『不思議の国のアリス』のTrailerはこちら>>
『不思議の国のアリス』のポスター画像はこちら>>
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by aiko_kiz | 2009-07-27 23:05 | etc...
現実と夢の区別がつかなくなった彼と猟奇的な彼女『バニラ・スカイ』
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アザーズ』や『海を飛ぶ夢(←この映画すごくいい!)』のアレハンドロ・アメナバール監督作『オープン・ユア・アイズ』のリメイク作品『バニラ・スカイ』。公開当時もあまり評判はよろしくなく、トム・クルーズの大根役者っぷりを叩かれていた記憶が…。親の遺産を相続し、若くして大手出版社のオーナーとなったデイヴィッド(トム・クルーズ)。ジュリー(キャメロン・ディアス)と気ままな恋愛を楽しみ、適当に仕事をし、ポルシェを乗り回し、高価な美術品や映画のポスターが飾られた部屋で何不自由無く暮らす毎日。バースデー・パーティにはスピルバーグ監督が出席し、ホログラムのジョン・コルトレーンが演奏します。そのバースデー・パーティに小説家の親友ブライアン(ジェイソン・リー)が連れて来たダンサーのソフィア(ペネロペ・クルス)に、デイヴィッドは一目惚れ。ソフィアにのめり込むデイヴィッドを見たジュリーが……。嫉妬に狂って切れた女をキャメロン・ディアスが楽しそうに、素朴でキュートなソフィアをペネロペ・クルスがとてもチャーミングに、演じています。それに対して、事故で片腕と顔に大きな怪我を負い、頭痛に悩まされ、夢と現実の区別が出来なくなり、オーバーリアクションで皮肉を連発し、ゴムマスクに斜め歩きのトム・クルーズには苦笑い…。『オープン・ユア・アイズ』を観てペネロペに惚れ込み、この作品でも同じ役を与え、その後に付き合い始めた2人ですが、どうもこの映画全体にトム・クルーズの「俺ってカッコいいでしょ」「俺のペネロペってカワイイでしょ」なオーラが漂っている感じがして、イマイチ入り込めませんでした。おまけに、この映画も途中でSFになっちゃうのね(これはオリジナルもそうなのね)。キャメロン・クロウ監督も『あの頃ペニー・レインと』は良かったのに、次に撮った映画は…。この映画を観て思ったことは、やっぱりペネロペ・クルスはかわいいということと、オリジナルを観るべきだということです。(2001年公開作品/原題 Vanilla Sky)

星は2つ。★★☆☆☆(チャーミングなペネロペに★ひとつ+)
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by aiko_kiz | 2009-07-24 17:09 | DRAMA
許さない女の執念と面子『男と女の名誉』
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ジョン・ヒューストン監督作『女と男の名誉』。ブランジェリーナの映画『Mr.&Mrs. スミス』はこの映画のリメイクらしい…。といっても共通点は「お互いの素性を知らずに恋に落ちた2人が殺し合わなければいけなくなる」という点のみです。グッドルッキングな2人がいちゃいちゃしながら、ドンパチしていただけのハッピーエンドな『Mr.&Mrs.スミス』とは違い『男と女の名誉』は、中々奥深いおはなし。N.Yを牛耳るイタリア系マフィア「プリッツィ・ファミリー」の一員であるチャーリー(ジャック・ニコルソン)が、ファミリーのドン(ウィリアム・ヒッキー)の孫娘の結婚式で一目惚れしたアイリーン(キャスリーン・ターナー )。彼女は実は殺し屋で、ファミリーのビジネスであるカジノでの横領事件にも関わっていたのでした。激しく恋に落ちる2人、チャーリーの幼なじみであり元フィアンセのメイローズ(アンジェリカ・ヒューストン)が絡む三角関係に、マフィアのしきたりや面子が絡み…。このメイローズはかなりの策略家! ドンに「男だったらよかったのに…」と言われる程、ファミリーの名誉を重んじ、チャーリーや父親さえも手玉に取ります。強かな女の執念を演じた、アンジェリカ・ヒューストンはこの映画の監督ジョン・ヒューストンの娘。ちょっと骨太ながらも迫力ある美しさと存在感で、この映画ではアカデミー助演女優賞を受賞しています。『白いドレスの女』で当時セックスシンボルだったキャスリーン・ターナーもキレイですが、アンジェリカ・ヒューストンには迫力負け。ちなみにアンジェリカ・ヒューストンとジャック・ニコルソンはこの時期、私生活でもパートナーでした(ちなみに14歳の年齢差!)。ジャック・ニコルソンって顔が恐くて苦手な俳優だったのですが、最近なんだか出演作を観る機会が増えて見慣れて来たせいか、すごく興味深い俳優だと感じるようになって来ました。(1985年公開作品/原題 Prizzi's Honor)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-07-23 23:57 | DRAMA
暴走した愛犬家『ラブ・ザ・ドッグ 犬依存症の女』
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マイク・ホワイト初監督作品『ラブ・ザ・ドッグ 犬依存症の女』。『オレンジ・カウンティ』、『スクール・オブ・ロック』、『ナチョ・リブレ 覆面の神様』で脚本を手がけ(『スクール・オブ・ロック』では出演も)、一時期はジャック・ブラックと共同で映画製作会社を設立していたあのマイク・ホワイトです。この作品では監督のみならず、製作と脚本も手がけています(この作品は製作総指揮でブラッド・ピット、製作でジャック・ブラックの名前もクレジットされています)。中年女性を主人公にした、犬好きはニヤッとしてしまうコメディ。主人公のペギー(モリー・シャノン)は、老ビーグルのペンシルと穏やかに暮らす冴えない中年女性。ある日、庭に出たペンシルは隣人アル(ジョン・C・ライリー)の家の庭へと侵入し、誤って害虫駆除剤を食べて中毒死してしまいます。愛犬の死を嘆き悲しむペギーは、世話焼きな同僚のライラ(レジーナ・キング)、弟のピア(トーマス・マッカーシー)や弟の過保護な妻ブリット(ローラ・ダーン)の助けや、動物愛護団体の職員ニュート(ピーター・サースガード)への淡い恋心、新しい犬のシェパードのヴァレンタインのおかげで立ち直りつつあると思いましたが、あることがきっかけで過剰な動物愛護精神に目覚め、暴走し始めてしまいます。ペギーを演じる小じわが目立つけど、チャーミングなモリー・シャノンの独特の雰囲気がこの映画全体に漂っている、ちょっとおもしろい映画です。オールドミス、菜食主義者や愛犬家を「コケ」にしてるとも思える内容なんですが、なんだかそういった人たちへの愛情も込められているような…なんとも不思議な映画。同性として自分を見失い暴走し始めるペギーの気持ちも分からなくもありません。でも、ラストにはペギーに拍手! 個性的な俳優たちが作る独特な雰囲気が面白い、犬好きにはオススメな映画です。(2007年米公開作品-日本未公開/原題 Year of the Dog)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-07-23 19:28 | COMEDY
いい人間になりたくなった『恋愛小説家』
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いつも憎まれ口を叩き偏見持ちで毒舌で潔癖性で…とにかくイヤな男の小説家のメルヴィン(ジャック・ニコルソン)と、病気がちな息子を抱えるシングルマザーのウェイトレスのキャロル(ヘレン・ハント)の大人のロマンス『恋愛小説家』。この映画で主役2人は1997年のアカデミー主演男優賞と主演女優賞を受賞しています。実際は偏屈でイヤな男なのに女性の心理描写が優れた小説を書くメルヴィン、いつも住んでいる高級アパートの廊下で粗相をする隣人のゲイの画家サイモン(グレッグ・キニア)の愛犬バーデル(ブリュッセル・グリフォン)に腹を立ててガーベッジシューターに投げ入れたことから、規則正しい毎日に「ほころび」が出始めます。絵のモデルにした若い男の仲間に泥棒に入られ、暴行され重傷を負い入院したサイモン。メルヴィンはサイモンを担当するアートディーラー(キューバ・グッディング・Jr)に入院中にバーデルを預かるよう押し付けられます。不細工な犬など大嫌いなメルヴィンでしたが、散歩中にバーデルが自分と同じ様に道路の継ぎ目を踏まずに歩くことに気づいてからメルヴィンとバーデルの間に友情が芽生え始めます。部屋でメルヴィンがバーデルにピアノを弾きながら聞かせる歌はモンティ・パイソンの映画『モンティ・パイソン/ライフ・オブ・ブライアン』の挿入歌「Always Look on the Bright Side of Life」(この歌大好き)!! サイモンが退院してバーデルを返す別れのシーンでは、バーデルも目がウルウルしていてカワイイ(でも、こんなに他人に懐かれたら飼い主は相当凹みます…)。このバーデルや、医療費と展覧会の失敗で破産してどん底の隣人サイモンや、いつも給仕をしてくれる行きつけのレストランのウェイトレスのキャロルの影響で、メルヴィンはちょっとずつ「いい人」になって行きます。前髪が後退した強面の中年男性と生活に疲れた女の地味なロマンスだけど、台詞が面白くて、観た後にちょっと「いい気分」になれる映画です。とにかくバーデルがカワイイ!(1998年公開作品/原題 As Good as It Gets)

星は4つ。★★★★☆

ここでは『恋愛小説家』のシーンと共に「Always Look on the Bright Side of Life」が聞けます。
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by aiko_kiz | 2009-07-21 20:30 | ROMANCE



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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