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“創造物”に固執する老人と“予知夢”を見る子供たち『マイノリティ・リポート』
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映画『ブレードランナー』『トータル・リコール』『スキャナー・ダークリー』の原作者であるフィリップ・K・ディック。彼のSF小説「少数報告」が原作の『マイノリティ・リポート』はトム・クルーズがあまり好きじゃないので、観るのを先送りしていましたがBSでやっていたので鑑賞。時は2054年、アメリカ・ワシントンDCでは増え続ける殺人事件の解決法として「犯罪予防局」を設立。「犯罪予防局」では“プリコグ”と呼ばれる予知能力のある3人の若者の予知夢を映像化し、事件を未然に防ぐという捜査を実施。そのおかげで6年間殺人事件が起らない社会になっていました。その「犯罪予防局」のチーフとして働くジョン(トム・クルーズ)は表向きは有能な捜査員ですが、裏では6年前に公営のプールで最愛の1人息子ショーンが神隠しにあってからドラッグを使用する毎日。妻のララ(キャサリン・モリス/『コールドケース』のリリィ!)ともこの事件がきっかけで別居しています。そんなある日、司法省から査察官ウィットワー(コリン・ファレル)が送られて来ます。「犯罪予防」に懐疑的なウィットワーはガムをくちゃくちゃ、ジョンにもあからさまな態度を。そんな時、いつものように“プリコグ”が見た予知夢を検証していると、そこには殺人を犯すジョンの姿が…。未殺人者を追う立場から、追われる立場になったジョン。ジョンは自分の信念の為に、“プリコグ”のリーダーであるアガサ(サマンサ・モートン)の助けを借りて、真相解明に走ります…。監督はスティーブン・スピルバーグ、主演はトム・クルーズ、そして音楽はジョン・ウィリアムズと揃った、さすがのビッグ・ バジェットっぷりで「近未来の世界」は、隅から隅まで抜かりないクオリティ。『26世紀青年』のおバカな未来も好きですが、『マイノリティ・リポート』の洗練された未来は出て来る小道具もいちいち面白いです。手につけたグローブで捜査するコンピューター、透明なモニター、前を通る人の名前を呼ぶビルボード(←煩わしい)、絵柄が動くシリアルのパッケージや、ハリポタの「日刊予言者新聞」のように写真が動く新聞などなど、観ていて楽しい。そしてスポンサーも多数ついてると思われます。2054年のジョンはブルガリのデジタル時計を身につけ、レクサスに乗り、GAPでお買い物。都心はいかにも近未来な車が走り、高層ビルが建ち並び、ハイテクを駆使したセキュリティシステムが整っているようですが、下町の庶民の家は現在と大して変わらないのが、なんだかリアリティを感じます。スピルバーグ監督作なのでさすがに楽しめるしストーリーだし、トム・クルーズ主演なので「ある意味」安心して観ていられます。でも、どんでん返しと言ってもこの程度なのね。やっぱり。(2002年公開作品/原題 Minority Report)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-30 23:36 | SF
ブルース男とパンツ一丁女の鎖引き『ブラック・スネーク・モーン』
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サミュエル・L・ジャクソンが付けボクロで敬虔な初老の男を、クリスティーナ・リッチがショート丈のTシャツに白いパンツ一丁という姿でセックス依存症の女を熱演した『ブラック・スネーク・モーン』。中々衝撃的なおはなしです。アメリカ南部の田舎町で暮らすブルースマンのラザラス(サミュエル・L・ジャクソン)は、12年間一緒に暮らした妻を弟に寝取られ荒れ気味。そんなある日、ラザラスは道端に倒れる若い女性を見つけます。顔に殴られた痕のある裸同然の姿のその女性はレイ(クリスティーナ・リッチ)。「セックス依存症」を抱える女性です。BFのロニー(ジャスティン・ティンバーレイク)と一緒に居る間は、衝動を抑えられるのですが、ロニーが州兵への入隊を志願したため離ればなれに。その為、衝動に耐え切れずにまた男を求める毎日…。その末、ロニーの親友ギル(マイケル・レイモンド=ジェームズ)に殴られ車から落とされそのまま放置されるはめになっていました。ラザラスはレイを自宅に運び込み看病を始めます。そしてレイの「セックス依存症」を知った信心深いラザラスは、レイの病気を治す事が神から与えられた使命だと信じ、自分なりの方法でレイの治療にあたります…。「セックス依存症」といえば、デヴィッド・ドゥカヴニーとマイケル・ダグラスの顔が浮かびますが(そういえばクリントン大統領もそうでした)、「セックス依存症」は明らかに「セックス中毒」とは違う精神疾患なんだそう。男の人ならまだしも(?)、女性でこの病気を抱えるのは何とも大変です。田舎町で、幼少期の性的虐待からこの精神疾患を抱えることになり、母親や周りの理解も無く、ビッチ呼ばわりされ、苦しんだ女性。そんな主人公を演じたクリスティーナ・リッチの度胸に「あっぱれ」。そして、サミュエル兄貴の声を荒げない説教に「じんわり」させられました。(2007年公開作品/原題 Black Snake Moan)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-30 19:19 | DRAMA
ピーターパンが生まれるまで『ネバーランド』
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劇作家で童話作家でもあるジェームス・マシュー・バリーが世界的に有名な童話「ピーター・パン」を生み出すまでを実話に基づいて描いた『ネバーランド』。ジェームスと子どもたちのイマジネーションの世界が色鮮やかなステキな映画。主人公のジェームスをジョニー・デップが好演しています。劇作家であるジェームス(ジョニー・デップ)は新作の公演に失敗し、妻メアリー(ラダ・ミッチェル)ともあまり上手くいっていない様子。酷評された公演の次の日、ジェームスは愛犬ポルトスを連れていつものようにケンジントン公園へ。そこで、遊び盛りの少年たちに出会います。少年たちは、母親シルヴィア(ケイト・ウィンスレット)に連れられて公園に来ていた長男のジョージ(ニック・ラウド)、次男のジャック(ジョー・プロスペロ)、三男のピーター(フレディ・ハイモア)、末っ子マイケル(ルーク・スピル)の4兄弟のデービス一家。父親を癌で亡くした兄弟はそれぞれに心の傷を負っていました。特に繊細な三男のピーターの心の傷は深く…。そんなデービス一家と交流を深め、この兄弟との遊びを通して大きなインスピレーションを受けるジェームス。この兄弟をモチーフに新しい脚本を書き始めます。家庭よりもデービス一家との時間を大事にするジェームスを快く思わないメアリーと、病に蝕まれるシルヴィアの間でジェームスは新作「ピーターパン」を書き上げ、公演を成功させます。ジェームスと子どもたちが遊ぶ中で、現実と空想が折り重なるシーンがとてもステキ。特にケンジントン公園で、クマを夢見るポルトスとジェームスがダンスを踊るシーンがお気に入りです。サーカスにウェスタンに海賊船に…とキラキラした空想の世界。そんな楽しい空想の世界と、父親の病死や母親の病気と向き合う厳しい現実の世界…。監督は私の私の大好きな映画『主人公は僕だった』も撮ったマーク・フォースターです。最近では原作を読んで号泣した『君のためなら千回でも』や『007/慰めの報酬』なんかも撮っています。この監督の映画はジャンルは違えど、どの映画にも独特な「繊細な空気感」があるような気がします。(2005年公開作品/原題 Finding Neverland)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-28 23:01 | DRAMA
#20 ステキな「映画のTitle Sequence」
『007/慰めの報酬』


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by aiko_kiz | 2009-09-27 13:05 | TITLE SEQUENCE
#19 ステキな「映画のTitle Sequence」
未来世紀ブラジル


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by aiko_kiz | 2009-09-26 20:44 | TITLE SEQUENCE
お国の為に働く男たち『グッド・シェパード』
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「CIA(アメリカ中央情報局)の誕生」を中心に「ピッグス湾事件」などを描いた『グッド・シェパード』。ロバート・デ・ニーロが監督(出演も)した2作目の映画です。かな〜り男臭プンプンな映画。女性があんまり出てこない映画は苦手…。1930年代〜1960年代が舞台なため、男性はダークカラーのスーツにソフト帽を被り、みんな同じような服装。案の定、途中でリー・ペイスとビリー・クラダップの区別がつかなくなりました…。ストーリーはCIAの諜報員であるエドワード・ウィルソン(マット・デイモン)の現在(1960年代)と過去(1930年代〜)。現在ではCIAの情報漏れによる「ピッグス湾事件」でのCIAの危機とエドワードに届いた1本のテープ(男女がいる寝室が映っている)の謎。そこに絡むエドワードが振り返る自身の過去。父親の自殺、エリートのみで構成される秘密結社に属していたイェール大学の学生生活、聴覚障害のあるGF・ローラ(タミー・ブランチャード)との恋愛、CIAの前身になった組織「OSS」へのリクルート、妻となるマーガレット(アンジェリーナ・ジョリー)との出会い、CIAの立ち上げ、などなど。「ジェイソン・ボーン」シリーズではマッチョなCIAの諜報員を演じていたマット・デイモンですが、この映画ではアメリカ合衆国の為に自らを捧げた、陰気くさく生真面目なCIAの諜報員をがジメジメと演じています。ただ、現在である1960年代から振り返る過去が1930〜40年代なので、マット・デイモンは20代前半〜50代(?)までを演じている訳ですが、現在の1960年代でも若く見えるので、「え?このシーンは現在?過去?」と混乱することもしばしば(アメリカの歴史に詳しければ、こんなことも無いのでしょうけど…)。映画の後半ではエドワードとマーガレットの息子のエドワードJr.(エディ・レッドメイン)もCIAに勤務することになるのですが、どう見てもこの3人は親子に見えません…(実際アンジェリーナ・ジョリーとエディ・レッドメインは7歳しか離れてない…)。もうちょっと老けメイクが必要だったのでは? それにしてもこの映画に出て来る女性たちの哀しい人生に切なくなります。若く自由奔放なマーガレットに迫られ、1度だけの関係で妊娠。その責任を果たすためにエドワードに振られたローラ。マーガレットの妊娠中に仕事でイギリスへ行ったエドワードはその後6年間も不在。ローラはその後もずっとエドワードを想い続ける…。エドワードの「世界を救う」仕事の為に犠牲になった女性たち。「良き羊飼いは羊の為に自らを犠牲にする…」らしいですが、本当に犠牲にされてるのはこの女性たちです。もうちょっとこの女性たちにも光を当てて欲しかったなぁ。と思いました。あと、ちょっと上映時間が長いよね。(2007年公開作品/原題 The Good Shepherd)

星は2つ。★★☆☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-25 23:15 | SUSPENSE
#18 ステキな「映画のTitle Sequence」
『ターミネーター』


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by aiko_kiz | 2009-09-25 17:31 | TITLE SEQUENCE
目の下クマなティーンエイジャー・カップルの禁断の恋『トワイライト〜初恋〜』
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全米のティーンエイジャーに絶大な人気を誇る小説が原作の『トワイライト〜初恋〜
』。ヴァンパイア映画は好きなので一応チェックしてみました。十代のロマンスは遥か昔に卒業していますがヴァンパイア映画としては新鮮な設定なので、まぁまぁ楽しめました。ベラ(クリステン・スチュワート)は離婚した母親(サラ・クラーク)とアリゾナで暮らしていましたが、母親の再婚を機に警察署長の父親(ビリー・バーク)の元で暮らす事に。晴れの日の多いアリゾナから雨の多いワシントンへと引っ越し、新しい学校に転校します。地味で人と群れる事を好まないベラですが、新しい友人たちに囲まれて新しい学校生活を開始。そんな時に学校のカフェテリアで色の白い奇妙な5人組を見かけます。彼らは外科医カーライル・カレン先生(ピーター・ファシ)の養子のエメット(ケラン・ラッツ)、ロザリー(ニッキー・リード)、アリス(アシュリー・グリーン)、ジャスパー(ジャクソン・ラスボーン)とエドワード(ロバート・パティンソン)。ベラはエドワードが気になりますが、生物の授業で一緒になるも完全に無視されます。そんな2人でしたが、学校の駐車場でベラを車の事故からエドワードが救った事から急接近。お互いに魅かれ合いますが、エドワードはヴァンパイアなのでした…。その頃、町では不審な殺人事件が発生。ベラの父親は捜査にあたります。ベラの父親のネイティブアメリカンの友人ビリー(ジル・バーミンガム)とその息子ジェイコブ(テイラー・ロートナー)の忠告も聞かずにエドワードと付き合い始めるベラでしたが…というお話。小説は全4巻からなるので、映画も4作で完結みたいです。原作のあらすじを読んだら、このあとベラはイタリアに行ったり、三角関係で揺れ動いたり、結婚したり、出産したりするみたいです(付いて行けるだろうか…)。この映画で主役を演じ、今をトキメク人気俳優となったクリステン・スチュワートとロバート・パティンソン。私生活でもカップルだとか?違うとか…。この2人に夢中になるには、歳を取り過ぎてしまったことを実感。クリステン・スチュワートは美人だけど全く面白みが無いし、ロバート・パティンソンの横顔にはがっかり。いつも目の下にクマを作り、眉間にシワを寄せて禁断の恋に苦悩する2人の姿は……。おまけにこの2人のアップのシーンの多さにうんざり…。出演シーンはそんなに多く無かったけど、私の印象には残ったテイラー・ロートナーも人気みたいです。来年の話題作『Valentine's Day』ではテイラー・スウィフトの相手役を演じ、私生活でもディズニー出身の若手女優セレナ・ゴメスと交際中なんだとか…。ちなみに続編『ニュームーン/トワイライト・サーガ』は11月28日公開。トレーラーを観る限り、テイラー・ロートナーの出番はこっちの方が多いみたい。ダコタ・ファニングも出演しており、この映画の撮影がきっかけでクリステン・スチュワートとは仲良しになったんだとか。(2009年公開作品/原題 Twilight)

星は3つ。★★★☆☆
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by aiko_kiz | 2009-09-23 23:25 | ZOMBIE&VAMPIRE
『Valentine's Day』のトレイラー


そんな彼なら捨てちゃえば?』に続く豪華キャストもりもりの映画『Valentine's Day』のトレイラーが公開されました。アメリカでは2010年2月に公開されるゲイリー・マーシャル監督作品。『ラブ・アクチュアリー』のような群像劇みたいです。『ラブ・アクチュアリー』はクリスマスシーズンが舞台でしたが、この映画はタイトル通り「バレンタイン」シーズンを舞台にした5つのストーリー。出演者は(1)ジュリア・ロバーツ × ブラッドレイ・クーパー(2)アン・ハサウェイ × トファー・グレイス(3)テイラー・スウィフト × テイラー・ロートナー × エマ・ロバーツ × カーター・ジェンキンズ × ジョナス・ブラザーズのジョー・ジョナス × シャーリー・マクレーン × ヘクター・エリゾンド(4)ジェシカ・アルバ × アシュトン・カッチャー × ジェニファー・ガーナー × パトリック・デンプシー(5)ジェシカ・ビール × ジェイミー・フォックス(5つのお話で出演者は、このようにカテゴライズされるのでは…?たぶん)。他にもエリック・デーン、クイーン・ラティファの名前も。そういえば、キャサリン・ハイグルはこの映画への出演オファーに対して多額のギャラを要求して降ろされた…なんてウワサもありましたね。
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by aiko_kiz | 2009-09-22 23:13 | etc...
#17 ステキな「映画のTitle Sequence」
『L.A.コンフィデンシャル』


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by aiko_kiz | 2009-09-18 01:58 | TITLE SEQUENCE



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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