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華やか!華やか!!でも…『NINE』
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レディースディにやっと観て来ました『NINE』。豪華キャストが歌って踊る楽しい映画。オリジナルの『8 1/2』と比べると、随分と分かり易いストーリーに。でもその分「なんだか分からないけど観てしまう」吸引力みたいなものが減少したような…。アンソニー・ミンゲラが一人で脚本を書いてたら、もっと違ったのかな。残念。映画館のシートが悪かったせいか、履いていたGパンのせいか、お尻が痛くて後半はちっとも集中できなかった〜(もう行かない、渋谷の某映画館)。映画監督で脚本家のグイド・コンティーニ(ダニエル・デイ=ルイス)は新作『イタリア』のクランクインが近いのに脚本が全く書けておらず、悶々としています。ついに記者会見の日、グイドはその場から逃げ出し海に近いスパ・リゾートへ。そこでグイドは、妻ルイザ(マリオン・コティヤール)に電話で泣きつき、亡くなったママ(ソフィア・ローレン)に愚痴り、愛人カルラ(ペネロペ・クルス)を呼び出し、衣装デザイナーのリリー(ジュディ・デンチ)に慰められ、VOGUE誌のエディター・ステファニー(ケイト・ハドソン)の誘惑に乗りかけ、サラギーナ(ファーギー)との幼少期の思い出に耽り、ミューズであったクラウディア(ニコール・キッドマン)からも愛想をつかされます……。女優陣はひとり1曲の持ち歌(マリオン・コティヤールだけは2曲)。しっとり歌う班のマリオン・コティヤール、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレンと、激しく歌う班のジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、ケイト・ハドソン、ファギー。全て本人の歌声は「お見事!」の一言。特にこの役の為に体重を増やしたファーギーの砂を使いダンサーを引き連れたパフォーマンスは迫力があってすごく良かったし(さすが歌手!)、ペネロペのコケテッシュな魅力満開のシーン(Viva!開脚!)はセクシーだったし、ケイト・ハドソンの歌とダンスの上手さにはビックリ!そんな華やかな女優陣に比べると、主人公グイドにちっとも魅力が感じられず…。マルチェロ・マストロヤンニのような「愛すべきダメ男臭」がダニエル・デイ=ルイスからはちっともに感じられない!!歌も演技も上手なダニエル・デイ=ルイスですが、「愛すべきダメ男臭」の足りなさでグイドが「なんでそんなにモテるのか?」がちっとも伝わらないし、そのせいで完全に女優陣に喰われることになり、この映画の魅力が半減してしまってる気がしました。シーン、シーンで観れば面白いところも沢山あったけど、全体的には…。とにかく、後半はお尻が痛かったし…。気が向いたらDVDでもう一回、観てみよっと。(2010年公開作品/原題 Nine)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-31 23:16 | MUSICAL
がんばれ、お婆ちゃんたち!『マルタのやさしい刺繍』
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年齢に捕われずに、強く生きる女性たちを描いた心温まるステキな映画『マルタのやさしい刺繍』を観ました。アカデミー外国語映画賞にノミネートされたり、本国スイスで大ヒットしたこの映画。気になっていたにも関わらず中々観れずにいました。今回なんで「そうだ、観なきゃ!」という気になったかというと、私が刺繍教室に通い始めたから。「そういえば…」と思い出した訳です。元気なおじいちゃん映画は結構あるけれど、元気なお婆ちゃん映画は少ないのでは? 女はいくつになっても女!人生の大先輩たちに自分らしく生きることの素晴らしさを教えられ、そして何よりマルタ婆ちゃんのキラキラした目に元気がもらえる映画です。スイスのチーズで有名なエレメンタール地方の小さな村に住む80歳のマルタ(シュテファニー・グラーザー)は数ヶ月前に最愛の夫を亡くしたばかり。今まで夫に尽くして来たマルタは心にポッカリと空いた穴を抱えて暮らしています。そんなある日、村の旗の修復を頼まれ友人のフリーダ(アンネマリー・デューリンガー)、リージ(ハイジ=マリア・グレスナー)、ハンニ(モニカ・グプサー)と共に街の生地屋さんへ。そこで久しぶりに目にしたレース、そしてたまたま立ち寄ったランジェリーショップで、マルタは昔抱いたいた「パリでランジェリーショップを開く」という夢を思い出します。そこでマルタはリージの応援を受けて、夫の経営していた雑貨屋さんを閉店して「ランジェリーショップ」を開くことに。しかし保守的な村で、村民からも友人からも反対され、息子ヴァルター(ハンスペーター・ミュラー)からも大反対され、白い目で見られ、嫌がらせを受けながらも、マルタは自分の夢に向かって突き進みます。そんなマルタの熱意は次第に周りの人たちにも感染し、村にポジティブなパワーをもたらします。普通のシルクの上品な下着なのに、なんで村の人たちがあんなに嫌悪するのかが、ちょっと理解出来ず(まぁ、お話を面白くするためなんでしょうけど…)。そして、けんかしながらもお互いを思いやり、支え合うお婆ちゃんたち4人の友情は高齢版SATCみたい。Girl Powerはいくつになっても不滅! スカッと爽快なこの映画、元気が無いときにオススメです。ちなみにこの『マルタのやさしい刺繍』っていう邦題や、日本でのサイトやDVDのジャケットのアートワークは映画のイメージとちょっと違うかも。映画の内容はどちらかというと『マルタのつよい刺繍』って感じだし、このアートワークはクロスステッチ。マルタが下着にする刺繍とは全然違う…。この方が日本人ウケするのかな? ちなみに原題は「遅咲きの乙女たち」という意味だそう。ちなみに「刺繍」つながりで次に観たいのは『クレールの刺繍』。こっちも近いうちに観よっと。そして今日はレディースディ!これから友だちと『NINE』を観に行って来ます。(2008年公開作品/原題 Die Herbstzeitlosen)

星は4つ。★★★★☆

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by aiko_kiz | 2010-03-31 17:20 | DRAMA
手に汗握る2人の攻防戦『フロスト×ニクソン』
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英国首相からライカン、最近ではヴァンパイアの長まで演じる芸達者なマイケル・シーンが実在するTV司会者デヴィッド・フロストを演じた『フロスト×ニクソン』を観ました。「ウォーターゲート事件」で辞任したリチャード・ニクソン元米大統領の口から謝罪の言葉を引き出した歴史に残る、1977年に放送されたインタビュー番組の裏側をドキュメンタリー風に演出したこの作品。歴史に疎い私はまず「ウォーターゲート事件」って何だっけ? という所から…。(それはこちらをご覧下さい。ということで…)ニクソン大統領を演じたフランク・ランジェラがアカデミー賞主演男優賞にノミネートもされました。オーストラリア、ロンドンでインタビュー番組を持つ人気司会者デビッド・フロスト(マイケル・シーン)はある日、「ウォーターゲート事件」で任期中に辞任した唯一の米大統領となったニクソン大統領(フランク・ランジェラ)がホワイトハウスを立ち去るTV中継を目にします。全世界が見守るこのシーンを見たデビッドは自身の野望(アメリカ進出)の為にも「ニクソン大統領へのインタビュー」を行なうことを思いつきます。プロデューサーのジョン・バード(マシュー・マクファディン)の協力を仰ぎ、ニクソン大統領サイドに出演依頼をしてみると高額なギャラを条件に意外にもOKが出ます。インタビューの準備と高額なギャラを支払う為の資金集めに追われ、自らの全財産を賭ける事となったデビッドは、大物政治家として貫禄あるニクソン大統領の態度と彼の忠実な側近であるジャック・ブレナン(ケヴィン・ベーコン)らのチームに苦戦しながらも、ジャーナリストのジェームズ・レストン(サム・ロックウェル)やボブ・ゼルニック(オリヴァー・プラット)と戦いに挑みます。実話なので「最後にデビッドがニクソン大統領から謝罪の言葉を引き出す」ということは分かっているのですが、細かい心理戦などインタビューの裏で行なわれることなどから、まるでボクシングの試合を観ているよう。それだけに、途中ボコボコにされながらも最後に決まるパンチには爽快感が。2人が向き合うインタビューのシーンはマイケル・シーンとフランク・ランジェラの演技合戦といった様相で見ごたえがあります。ただ気になったのは、カナリの添え物感が漂ってたレベッカ・ホールが演じたキャロライン・クッシング。彼女は何者??(2009年公開作品/原題 Frost/Nixon)

星は3つ。★★★☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-30 23:17 | DRAMA
#53 ステキな「映画のTitle Sequence」
『リロ・アンド・スティッチ』



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by aiko_kiz | 2010-03-29 17:10 | TITLE SEQUENCE
へ文字口ギャングの栄枯盛衰『スカーフェイス』
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今でもハロウィーンになると主人公トニー・モンタナの仮装する人が居るほどの人気カルト映画『スカーフェイス』を観ました。監督はご存知ブライアン・デ・パルマ。脚本は”この時期ヤク中で苦しんでた”オリバー・ストーン。実はこの手の男臭プンプン映画は実は苦手。それでも何とかとりあえずトニーの頂点を観ておきたい気持ちと、オカッパ髪がかわいいミシェル・ファイファーのおかげで最後まで観られました。1980年キューバから、本人曰く「政治犯」としてアメリカにやってきたトニー・モンタナ(アル・パチーノ)は自国の軍隊で問題を起こした札付きのワル。弟分マニー(スティーヴン・バウアー)と共にマイアミのキューバ移民収容所内で”ある殺人”の仕事を請け負った事から、裏社会街道を歩き始めます。始めは下っ端でしたが、仕事っぷりがボスであるフランク(ロバート・ロッジア)にも認められるように。おまけにボスの女であるエルヴィラ(ミシェル・ファイファー)に一目惚れ。成金になったトニーは意気揚々と母親と妹ジーナ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)に会いに行きますが、無邪気に兄との再会を喜ぶジーナに対して、母親はトニーの「ワルの臭い」を嗅ぎ付け追い返します。母親に隠れて与えたお金でジーナは非行に走り(?)、ボスの女に手を出した事で堪忍袋の尾が切れたフランクに命を狙われ、麻薬課のデカに賄賂を要求され…散々な目に会いますが全てを乗り切り、ついに成功を手にしますが……。アル・パチーノのギラギラした目にへ文字口、胸毛を覗かせた開襟シャツにゴールドのチェーンなスタイルは生理的に「ダメ」なのですが、それでも画面に引きつけられてしまうような「妖気」を感じる演技がスゴイ。今観ても迫力ある銃撃戦のラストシーンの狂気はアル・パチーノだからこそなのでは。改めてスゴイ俳優だと思い知らされました。ワルだけど「汚いヤツにしか汚い手は使わない」「嘘はつかない」「女、子供には手を出さない」など、男気溢れる流儀を持つトニー。こんな姿勢が今でも支持される理由なのかな(ちなみに2008年にエンターテインメント・ウィークリーが発表した「1983年以降のカルト映画名作25」で今作は2位!)。おまけにラストに主人公が死ぬ映画ってインパクト強いですよね(私はジーナのシーンで涙)?そういえば、トニーの弟分を演じていたスティーヴン・バウアーって、メラニー・グリフィスの元夫でした(2番目の。メラニーの趣味って分かりやすい…?)。ラストでトニーが死ななかったら?っていう設定のゲームもあるらしいです。The World is NOT Yours ....(1984年公開作品/原題 Scarface)

星は3つ。★★★☆☆

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※『スカーフェイス』が2位に選ばれたランキング>>
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by aiko_kiz | 2010-03-25 18:34 | CRIME
#52 ステキな「映画のTitle Sequence」
『アラベスク』



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by aiko_kiz | 2010-03-24 23:09 | TITLE SEQUENCE
全知全能のはずなゼウスに振り回される混血児『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』
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3連休にレイトショーで観て来ました『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』。監督は『ハリー・ポッター』シリーズ2作品を手がけたクリス・コロンバス。「ライラの冒険」「指輪物語」「ハリー・ポッター」「ダレン・シャン」など最近多いファンタジー児童書の映画化です。この原作は「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズの第一作目「盗まれた雷撃」が原作。父親を知らずに育ったパーシー・ジャクソン(ローガン・ラーマン)はADHDで難読症の男の子。なぜかギリシャ語が読めたり、他の人には聞こえない声がしたり、水の中に7分も潜っていられます。親友は足の不自由なグローバー(ブランドン・T・ジャクソン)。ある日、学校のカリキュラムで古代ギリシャ博物館(?)へ。見学途中、代理教師に呼ばれて着いて行くと先生が怪物に変身!パーシーは襲われてしまいます。そこに助けに現れたのはグローバーと車椅子の教師ブルナー先生(ピアース・ブロスナン)。パニクるパーシーに対して妙に訳知り顔の2人。訳の分からないパーシーは、グローバーに連れられ帰宅し、母親サリー(キャサリン・キーナー)と共に「キャンプ」と呼ばれる場所へ急ぎます。そこでなぜか「ゼウスの稲妻」を盗んだ嫌疑がかけられていること、パーシーは海の神ポセイドン(ケヴィン・マクキッド)と人間の母親の元に産まれた「デミゴッド(半神半人)」だったということが知らされます!「キャンプ」へ向かう途中にさらわれた母親を助ける為に、パーシー、グローバー、そして地の神アテナの娘アナベス(アレクサンドラ・ダダリオ)と共に冒険へ旅立ちます!というお話。ギリシャ神話をモチーフにしたユニークな児童小説といえば聞こえは良さそうですが、映画自体は…。『ハリー・ポッター』シリーズは大人も十分楽しめるのに対して、こちらは…。自分が”その世界”では有名人だと知らずに育った少年のパーシー、その親友でお調子者だけど赤毛じゃないグローバーと優等生だけどくせっ毛じゃないアナベス、そして理解あるヒゲの先生、どこかで観たような感は拭えず。物語の軸である盗まれた「ゼウスの稲妻」。まず思う「全知全能のはずなゼウスの稲妻が何で盗まれんのよっ?」っていう疑問は解決されず、『ハリー・ポッター』シリーズではワクワクさせてくれたような魅力的なアイテムも出てこず。中途半端なサイズの神々に失笑、そして出て来た「ゼウスの稲妻」は蛍光灯管みたい、CGもなんだかな…で、突っ込みどころ満載。でも、パーシーはハリーよりもカッコはいいよね。(2010年公開作品/原題 Percy Jackson & the Olympians:The Lightning Thief)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-21 23:24 | FANTASY
歴史に残る悪役の若き頃『ハンニバル・ライジング』
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米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した「史上最高(最悪)の悪役」ランキング3位に選ばれているハンニバル・レクターの若き頃を描いた『ハンニバル・ライジング』をやっと観ました。随分前に原作を読んでいたせいか、まるで一度観たことがある様な印象。よく言えば、原作の雰囲気をそのままに(脚本を原作者であるトマス・ハリスが手がけている)…、悪く言えば観なくても良かった…??原作と結構違う設定が多かったりもするらしいですね(もう覚えて無い…)。第2次世界大戦中のリトアニア。名門貴族であるハンニバル(アラン・トーマス/ギャスパー・ウリエル)の家族は、戦火を逃れ森の中の隠れ家に非難することに。家族はしばらく静かな時間を過ごしますが、そこにドイツ軍がやって来たことによりソビエトの戦闘機に銃撃され、ハンニバルと妹のミーシャ(ヘレナ・リア・タコフスカ)は両親を失い孤児になってしまいます。ところが、ドイツ軍から逃亡した脱走兵たちに隠れ家が見つかってしまい、占拠されることに。食べ物も無く、飢餓に苦しむ脱走兵たちは目の前にいるミーシャを食べることに……。壮絶な経験をしたハンニバルは命は助かるものの孤児院へ。その後、フランスにいる叔父を頼りに孤児院を脱走し、フランスへ。そして、医学生となったハンニバルは、妹を食べた男たちに復讐を始めます……。この映画は「妹を食べられてしまった」、後にとんでもない殺人鬼となるハンニバル・レクターの過去を描いたお話。でも、私はこれを観ても「そっか、だからハンニバル・レクターはあんな風になちゃったのね!」と納得は出来ず…、どう観てもこの若きハンニバル(ギャスパー・ウリエル)があのハンニバル(アンソニー・ホプキンズ)になるとは思えず…。もうちょっと、雰囲気が似ている俳優さんを使えば良かったのにね。原作ではもっと印象的だった日本人女性レディ・ムラサキ(コン・リー)の深みが足りなかったような…。能面(?)のようなお面が沢山天井からぶら下がった部屋で、鎧兜の前で跪いたり、ヨーロピアンな建物を背景に剣道など、随分と異国情緒たっぷりなシーンも。でも「日本人の目」から見たら「なんだかなぁ」でした。どこか日本×他のアジア(中国?)が混ざった感が。おそらく、指摘出来る日本人のスタッフが居なかったんでしょうね。この映画にリス・エヴァンス(ハンニバルに喰われる〜)が出演している事を知らなったので、それだけは得した気分。でも、なんだかんだ言っても「ハンニバル・レクター」シリーズは好きなので観てしまいます。「日本が舞台の続編」って話しがありましたが、どうなっているのかな。(2007年公開作品/原題 Hannibal Rising)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-17 00:19 | SUSPENSE
最後にしくじっちゃった男『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』
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実話を基にした映画『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』を観ました。出演トム・ハンクス×ジュリア・ロバーツ×フィリップ・シーモア・ホフマン×監督マイク・ニコルズと豪華(確かジュリア・ロバーツの産休明け久しぶりの映画出演だったような…そのせいか老けた印象…)。ジョージ・クライルのベストセラー小説が原作です。冷戦時代に実際にいたテキサス州選出の下院議員チャールズ・ウィルソン(トム・ハンクス)は酒好き、女好き。オフィスのスタッフはセクシーな女性ばかり、でもみんな有能。アシスタントのボニー(エイミー・アダムス)を従え、政治家としては熱い男です。ある日、ラスベガスの高級ホテルのスウィートでストリッパーと共にジャグジーに浸かりながら偶然、報道番組で「旧ソ連のアフガニスタン侵攻」のニュースを見たのがきっかけで「アフガニスタンの現状」に興味を持ちます。国防歳出小委員会がアフガニスタン支援の予算がたった500万ドルだということを知ると、委員会のメンバーであるチャールズは、予算を倍にします。そんなチャーリーの行動にテキサスで6番目の富豪の夫人で、反共産主義の活動家であるジョアン・ヘリング(ジュリア・ロバーツ)が気付き、自分の活動に引き入れます。「アフガニスタン救済」に燃えるチャールズの活動にCIAのガスト・アヴラコトス(フィリップ・シーモア・ホフマン)が加わり、CIA史上最大の「旧ソ連のアフガニスタン侵攻を食い止める」極秘作戦を実行します……。いっつも善人ばっかり演じている印象のトム・ハンクスが「酒と女好き」な男を演じているのにちょっと違和感、おまけにジュリア・ロバーツもあんまり魅力的に見えず、この役でアカデミー助演男優賞にノミネートされたフィリップ・シーモア・ホフマンだけは迫力ありました。私の好きなエイミー・アダムスとエミリー・ブラントって『サンシャイン・クリーニング』より前に共演作があったんだ!ということだけが、うれしい発見…。史実を知るという意味では観る価値の映画だと思いますが、それ意外では…。作戦成功の後、チャールズはガストのアドバイス通りアフガニスタンに学校を作る予算を委員会に訴えますが、通らず…。この時にアフターケアをしなかった事が、後の2001年9月11日に繋がる訳ですね。(2008年公開作品/原題 Charlie Wilson's War)

星は2つ。★★☆☆☆

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by aiko_kiz | 2010-03-12 23:57 | DRAMA
女の子は世の宝〜♪『恋の手ほどき』
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フランスの女流作家シドニー=ガブリエル・コレットの小説『ジジ』のミュージカル映画『恋の手ほどき』。映画化される前のブロードウェイ版『ジジ』では主人公をオードリー・ヘップバーンが演じていたことでも有名。お転婆な女の子の成長を描いたシンデレラストーリーです。監督はライザ・ミネリのパパ、ヴィンセント・ミネリ。恋人たちの都、パリ。お転婆な女の子、ジジ(レスリー・キャロン)は育児放棄したオペラ歌手の母親(同居しているのに姿は表さず、歌の練習の声だけしか聞こえないのがオモシロイ)の代わりに祖母マミータ(ハーミオン・ジンゴールド)に育てられています。年頃の娘の保護者として祖母は、ジジを貴婦人の姉アリシタ(イザベル・ジーンズ)の元へ「淑女レッスン」に通わせています。女性の幸せが「一緒に居る男性」によって大きく左右される時代。祖母と大伯母はジジを上流階級の男の愛人に…と思っていますが、ジジは色々聞こえて来るゴシップから、そんな男性との恋愛の駆け引きや打算にはうんざりしていました。そんなジジと同じく「恋愛」にうんざりしているのが、大富豪の元プレイボーイのラシュイユ(モーリス・シュヴァリエ)の跡継ぎの甥ガストン(ルイ・ジュールダン)。ガストンもまたプレイボーイで、ガストンの恋愛や動向は社交界でのゴシップに。ジジとガストンは古い友だち。2人は気が合い、会うと無邪気に笑い、遊び、楽しい時間を過ごします。ガストンはジジがいつまでも幼い少女だと思っていましたが、ある日、ジジはもう立派な女性だということに気がつきます……。この映画はパリが舞台、そしてキャストもほとんどがフランス人。パリの社交界、ジジの家のインテリアなど美術も豪華でパリなエッセンスがいっぱいです。第31回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、美術監督・装置賞を始め、なんと9個もオスカーを獲得。でも、ありきたりなシンデレラストーリーなので今観るとちょっと物足りなさを感じてしまうし、ミュージカルにしては歌のシーンがあまり無い印象。それでも、ジジを演じたレスリー・キャロンはチャーミングで(だけど、ジジが何歳の設定なのか分かりませんが、それにしても老けてる印象が…)、オープニングの女学生風なマドレーヌちゃん風な帽子とコート(この辺りにちょっと無理が…)、水着、テニスウェアからラストのエレガントな白のドレスまで、なんだかんだ言ってもステキです。衣装を手がけたのは、この映画でアカデミー衣裳デザイン賞を受賞したセシル・ビートン。この後、『マイ・フェア・レディ』も手がけてオスカーを受賞しています。見ていて楽しい上流階級のきらびやかで派手な衣装、リゾートファッションや室内装飾など、この映画は1900年頃のパリ〜の華やかな雰囲気を楽しむのが正しい見方かも。(1959年公開作品/原題 Gigi)

星は2つ。★★☆☆☆

※アメリカでの映画公開時(1958年)でレスリー・キャロンは27歳、ルイ・ジュールダンは37歳だって、どうりで…。

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by aiko_kiz | 2010-03-11 23:37 | MUSICAL



主に「映画のおはなし」と時々「にがおえ」 Blah! Blah! Blah!
by aiko_kiz
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