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ご存知レイモンド・チャンドラーの小説をロバート・アルトマンが映画化した『ロング・グッドバイ』。何年か前に村上春樹の翻訳版が出版されて話題になりました(装丁がステキなこの本は家の本棚にもあります)。フィリップ・マーロウをエリオット・グールドが演じていますが、公開当時は原作ファンからはブーイングの嵐だったみたいです。フィリップ・マーロウの役はハンフリー・ボガート、ロバート・ミッチャム、ジェームズ・ガーナーなど多くの俳優が演じていますが、レイモンド・チャンドラーいわく、一番イメージに合っているとしたのはケーリー・グラントなんだとか(ケーリー・グラントはフィリップ・マーロウを演じてはいません)。またしても原作を読んでもすっかり忘れているので、私の中のフィリップ・マーロウ像は無いのですが…、エリオット・グールドはちょっとイメージと違うのかもしれませんね。猫と暮らす私立探偵のフィリップ・マーロウ(エリオット・グールド)は、友人のテリー(ジム・バウトン)に頼まれて彼を空港まで送ったことから、警察に尋問を受け拘束されてしまいます。しかし、3日後に理由も言わずにあっさり釈放。妻への殺害の容疑がかかっていたテリーがメキシコで自殺した為でした。テリーの自殺に疑問を感じていたフィリップ・マーロウの元に、失踪したベストセラー作家のロジャー・ウェイド(スターリング・ヘイドン)の捜索を妻アイリーン(ニーナ・バン・パラント)から依頼されます。これがテリーへの事件と繋がって行き……。エリオット・グールドのニヒルなフィリップ・マーロウがカッコいいです。タバコを吹かし、眉間にシワ。くしゃくしゃしたヘアスタイルに気怠い雰囲気。70年代っぽい時代背景にも合っていて、ステキです。エリオット・グールドって、他にどんな映画に出てるのかな。と思ったら、『M★A★S★H マッシュ』でヒゲの外科医トラッパー・ジョンを演じていたのがエリオット・グールドでした! 最近では、ソダーバーグ版『オーシャンズ』シリーズではデカ眼鏡がカワイイ大金持ちのジイさん(ルーベン・ティシュコフ)を演じています。おまけにこの映画には、若き日のアーノルド・シュワルツェネッガーやデビッド・キャラダインも出演しています。それにしても、乳丸出しでベランダで踊るフィリップ・マーロウの隣人たちと、カリー印の猫缶が気になります…。(1974年公開作品/原題 The Long Goodbye) 星は2つ。★★☆☆☆
by aiko_kiz
| 2009-10-28 11:49
| DRAMA
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