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へ文字口ギャングの栄枯盛衰『スカーフェイス』
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今でもハロウィーンになると主人公トニー・モンタナの仮装する人が居るほどの人気カルト映画『スカーフェイス』を観ました。監督はご存知ブライアン・デ・パルマ。脚本は”この時期ヤク中で苦しんでた”オリバー・ストーン。実はこの手の男臭プンプン映画は実は苦手。それでも何とかとりあえずトニーの頂点を観ておきたい気持ちと、オカッパ髪がかわいいミシェル・ファイファーのおかげで最後まで観られました。1980年キューバから、本人曰く「政治犯」としてアメリカにやってきたトニー・モンタナ(アル・パチーノ)は自国の軍隊で問題を起こした札付きのワル。弟分マニー(スティーヴン・バウアー)と共にマイアミのキューバ移民収容所内で”ある殺人”の仕事を請け負った事から、裏社会街道を歩き始めます。始めは下っ端でしたが、仕事っぷりがボスであるフランク(ロバート・ロッジア)にも認められるように。おまけにボスの女であるエルヴィラ(ミシェル・ファイファー)に一目惚れ。成金になったトニーは意気揚々と母親と妹ジーナ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)に会いに行きますが、無邪気に兄との再会を喜ぶジーナに対して、母親はトニーの「ワルの臭い」を嗅ぎ付け追い返します。母親に隠れて与えたお金でジーナは非行に走り(?)、ボスの女に手を出した事で堪忍袋の尾が切れたフランクに命を狙われ、麻薬課のデカに賄賂を要求され…散々な目に会いますが全てを乗り切り、ついに成功を手にしますが……。アル・パチーノのギラギラした目にへ文字口、胸毛を覗かせた開襟シャツにゴールドのチェーンなスタイルは生理的に「ダメ」なのですが、それでも画面に引きつけられてしまうような「妖気」を感じる演技がスゴイ。今観ても迫力ある銃撃戦のラストシーンの狂気はアル・パチーノだからこそなのでは。改めてスゴイ俳優だと思い知らされました。ワルだけど「汚いヤツにしか汚い手は使わない」「嘘はつかない」「女、子供には手を出さない」など、男気溢れる流儀を持つトニー。こんな姿勢が今でも支持される理由なのかな(ちなみに2008年にエンターテインメント・ウィークリーが発表した「1983年以降のカルト映画名作25」で今作は2位!)。おまけにラストに主人公が死ぬ映画ってインパクト強いですよね(私はジーナのシーンで涙)?そういえば、トニーの弟分を演じていたスティーヴン・バウアーって、メラニー・グリフィスの元夫でした(2番目の。メラニーの趣味って分かりやすい…?)。ラストでトニーが死ななかったら?っていう設定のゲームもあるらしいです。The World is NOT Yours ....(1984年公開作品/原題 Scarface)

星は3つ。★★★☆☆

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※『スカーフェイス』が2位に選ばれた「米エンターテインメント・ウィークリー誌が発表した、1983年以降のカルト映画名作25」はこちら

1.『ショーシャンクの空に』(1994年、フランク・ダラボン監督)
2.『スカーフェイス』(1983年、ブライアン・デ・パルマ監督)
3.『レポマン』(1984年、アレックス・コックス監督)
4.『スパイナル・タップ』(1984年、ロブ・ライナー監督)
5.『未来世紀ブラジル』(1985年、テリー・ギリアム監督)
6.『バッド・チューニング』(1993年、リチャード・リンクレイター監督)
7.『ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌』(1992年、ジョン・ウー監督)
8.『死霊のはらわた II』(1987年、サム・ライミ監督)
9.『ピーウィーの大冒険』(1985年、ティム・バートン監督)
10.『AKIRA』(1988年、大友克洋監督)
11.『悪魔の毒々モンスター』(1984年、ロイド・カウフマン製作・撮影)
12.『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984年、ジム・ジャームッシュ監督)
13.『クラークス』(1994年、ケビン・スミス監督)
14.『ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり』(1985年、スチュワート・ゴードン監督)
15.『ビッグ・リボウスキ』(1998年、ジョエル&イーサン・コーエン監督)
16.『ウイズネイルと僕』(1988年、ブルース・ロビンソン監督)
17.『ショーガール』(1995年、ポール・バーホーベン監督)
18.『ゼイリブ』(1988年、ジョン・カーペンター監督)
19.『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1989年、マイケル・レーマン監督)
20.『天才マックスの世界』(1998年、ウェス・アンダーソン監督)
21.『バカルー・バンザイの8次元ギャラクシー』(1984年、ピーター・ウェラー主演)
22.『ラヴ・ストリームス』(1984年、ジョン・カサベテス監督・主演)
23.『Superstar: The Karen Carpenter Story』(1987年、トッド・ヘインズ監督)
24.『Walking and Talking』(1996年、ニコール・ホロフセナー監督)
25.『ザ・メタルイヤーズ』(1988年、ペネロープ・スフィリース監督)
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by aiko_kiz | 2010-03-25 18:34 | CRIME
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